社会・政治: 2019年8月アーカイブ
偽装留学生、奴隷労働の最前線
目次は次の通りです。
第一章 「朝日新聞」が隠すベトナム人留学生の違法就労
第二章 「便利で安価な暮らし」を支える彼らの素顔
第三章 「日本語学校」を覆う深い闇
第四章 「日本語教師」というブラック労働
第五章 「留学生で町おこし」という幻想
第六章 ベトナム「留学ブーム」の正体
第七章 幸せの国からやってきた不幸な若者たち
第八章 誰がブータン人留学生を殺したのか
第九章 政官財の利権と移民クライシス
改正入管法が施行され、「移民元年」を迎えた日本。その陰で食い物にされる外国人たち。コンビニ「24時間営業」や「398円弁当」が象徴する日本人の便利で安価な暮らしを最底辺で支える奴隷労働の実態に迫る。
<印象に残った一文>
「政府による本音と建前の使い分けは、今に始まったことではない。」
万物の進化を支配するコンストラクタル法則
目次は次の通りです。
生命とは何か
全世界が望むもの
目的を持った動きとしての富
テクノロジーの進化
スポーツの進化
都市の進化
成長
政治、科学、デザイン変更
時間の矢
死とは何か
物理的現象としての生命と進化
「生命とは何か」という問いの根源を探究する著者の思考は、物理法則の第一原理"コンストラクタル法則"を武器に、富と資源の流れ、階層制の遍在性、テクノロジーやスポーツや都市の進化、政治や社会を支配する原理、時間や死の諸相までを見渡しながら、生命と進化にまったく新たな視座を与える。
<印象に残った一文>
「生物・無生物を問わず、万物はよりよく流れる形に変化する。」
社会人になるための基礎知識が身につく、就活生や新社会人必読の一冊
・「アベノミクス」の効果はどうなっているの?
・2020年のオリンピック。その後の景気は?
・年金、ちゃんともらえるの?
2004年に刊行した『経済のことよくわからないまま社会人になった人へ』。
テレビでも活躍するジャーナリスト・池上彰さんが、今更聞けない「経済のこと」を徹底解説します!
今回の改定では、2020年に迎えるオリンピックに関する問題や、外国人労働者の受け入れ拡大、年金や消費税のことなど、前回の改定以降の最新の情報を盛り込みました。
社会人になるための基礎知識が身につく、就活生や新社会人必読の一冊です。
池上流解説は本当にわかりやすい!
<印象に残った一文>
「お金の使いかたを見ているだけで、その人がどんな人か、わかってきます。」
国民が知るべき裁判所・裁判官の世界を分かりやすく紹介
目次は次の通りです。
1章 思い出話を通じて昔の裁判所を知ろう
(寺子屋と要件事実マニュアル/25年前の裁判所 ほか)
2章 昔の裁判官の「智」を支えたシステムを知ろう
(請求権の一生の物語/主張しなければ負けというルール ほか)
3章 裁判官を劣化させる要因を知ろう
(裁判官の劣化が疑われている/飲みニケーションの終焉 ほか)
4章 裁判官を劣化させない方策を考えよう
(全てを背負わされた裁判長/何も教わっていない裁判官もいる ほか)
裁判所の内部で何が起こっているのか?
現役判事による異色のエッセイ。
裁判官の「智」を支えるシステムを、自らの経験をもとに解説。
国民が知るべき裁判所・裁判官の世界を分かりやすく紹介してくれます。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「無罪判決を続出すると、出世に影響して、場合によれば、転勤させられたり、刑事事件から外されたりするのではないかということだろう。これも残念ながら事実である。」
メディアが黙して語ろうとしない日本の真の実力
目次は次の通りです。
第1章 統計データは「二十一世紀の石油」だ
第2章 ファクトを無視した残念な政策
第3章 労働、教育......幸せな生き方と数字の関係
第4章 「人口減少=日本の危機」論の大間違い
第5章 国際情勢の裏側も数字で読み解ける
第6章 日本の立ち位置をクールに見極めよ
データを見極め、正しい数字を読み解ければ、"現在"の立ち位置を見誤ることはないし、未来もかなり正確に予測できる。
消費増税から安全保障まで、日本の正しい未来を知りたければ、まずは正しい数字を論拠にすることである。
なぜ日本人は「感情」に振り回され、数字に基づいた冷静な議論ができないのか。
いまもっとも予想が的中するといわれる数字のスペシャリストが、メディアが黙して語ろうとしない日本の真の実力を明らかにします。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「統計データは「二十一世紀の石油」」
AI時代に必要なのはIQよりも説得力
目次は次の通りです。
第1部 伝え方の達人は、なぜ、余人をもって替えがたいのか
第1章 賢人は言葉で世界を動かしてきた
第2章 アイデアの戦いを伝える力で勝ちぬく
第3章 話す力、書く力、推測する力、説得する力が未来を作る
第4章 大きな夢を見よう
第2部 五つ星の評価を手にする人々(人物編)
第5章 科学者
第6章 アントレプレナー
第7章 専門家
第8章 リーダー
第9章 TEDのスター
第3部 道を究める(ノウハウ編)
第10章 パトス─感情で心を揺さぶる
第11章 3幕構造でストーリーを語れ
第12章 5秒で全体像を伝える
第13章 やさしい言葉を選ぼう
第14章 比較とたとえを駆使する
第15章 すごいアイデアは生みだせる
第16章 プレッシャーを克服しよう
最後に 心が踊ることをみつけよう
謝辞
訳者あとがき
マシンは過去を教えてくれる。
対して、人間は未来を作る。人をやる気にさせ、説得し、創造性に火をつけられるのは、人間の伝える力。
いまほど、伝える力が重要な時はない。
伝える力を身につければ、コンピューターに仕事を奪われる心配もなくなるし、他人に負ける心配もなくなる。
わかりやすい言葉で話せ、5秒で全体像を見せろ、ストーリーを語れ、心を揺さぶれー。
最高のコーチが、伝え方の「鉄板」の技術を教えよう。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「これからはソーシャルスキルや心に訴える力がなければ成功は望めない。」
アパレルとコンビニの不都合な真実
目次は次の通りです。
第1部 アパレル業界編
(それでも洋服は捨てられ続ける/アパレル"生産現場"残酷物語/リサイクルすれば、それでいい?/「透明性」と「テクノロジー」で世界を変える)
第2部 コンビニ・食品業界編
(誰もが毎日お茶碗1杯のご飯を捨てている/フードロスのない世界を作る)/第3部 消費者編(大量廃棄社会の、その先へ)
「このままじゃだめだよな」
「なんか変だな、おかしいな」
暮らしの中で、ふと思うことはありませんか?
たとえば、一回も袖を通すことなく、洋服を捨てる時。
イベントだからと買った恵方巻きやケーキを食べ切れなかった時。
新品の服が1年間に何億枚も廃棄されていることを知った時。
たくさん作って、たくさん買って、たくさん捨てる。
それが当たり前の時代だが、「無駄」のウラには必ず「無理」が隠れている。
NHKの元キャスター・国谷裕子氏と「SDGsプロジェクト」に取り組む朝日新聞の2人の記者が、「大量廃棄社会」の実情と解決策を徹底リポートします。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「1年間に10億枚の新品の服が、一度も客の手に渡ることのないまま捨てられている」
潜入・最低賃金労働の現場
目次は次の通りです。
第1章 アマゾン
(ルーマニア人労働者/懲罰ポイント ほか)
第2章 訪問介護
(介護業界の群を抜く離職率/観光客とホームレスの町 ほか)
第3章 コールセンター
(ウェールズ/「楽しさ」というスローガン ほか)
第4章 ウーバー
(ギグ・エコノミーという搾取/単純な採用試験 ほか)
英国で"最底辺"の労働にジャーナリストが自ら就き、体験を赤裸々に報告。
働いたのはアマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー。
私たちの何気ないワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場から見えてきたのは、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地である。
グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は、我が国でもすでに始まっている現実だ。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「状況が絶えず変わり続ける世界では、変化に断固として立ち向かうことが自分を護る試みでもある。」
9人の首相候補政治家の言葉、著作を徹底分析
目次は次の通りです。
はじめに
政治家の言葉を読むこと/政治のマトリクス
〈1〉 安倍晋三 アンチ・リベラルと親米
〈2〉 石破茂 自立と持続可能性
〈3〉 菅義偉 忖度政治と大衆迎合
〈4〉 野田聖子 多様性と包摂
〈5〉 河野太郎 徹底した新自由主義者
〈6〉 岸田文雄 敵をつくらない「安定」感
〈7〉 加藤勝信 リスクの社会化を実現するために
〈8〉 小渕優子 財政再建とセーフティネット
〈9〉 小泉進次郎 「自助」の限界
おわりにーー私たちは何を選択するべきか
保守本流は1と2の融合体だった
「小さな政府」論の登場
新自由主義(3)から日本型ネオコン(4)へ
首相候補者たちのマッピング
野党の戦略
政治家にとって言葉とは何か
安倍晋三、石破茂、菅義偉、野田聖子、河野太郎、岸田文雄、加藤勝信、小渕優子、小泉進次郎、
9人の首相候補政治家の言葉、著作を徹底分析。
これからの政治を、価値とリスクのマトリクスで読み解く書です。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「今の小泉さんに必要なのは、個別的に追求してきた政策を統合する総合知の獲得です。」
日本人にとって本当の戦いが始まった!
目次は次の通りです。
プロローグ 日本人にとって本当の戦いが始まった
第1章 ITへの無知が国を亡ぼす
第2章 半導体業界を支配する闇社会
第3章 スパイ合法国家の末路
第4章 日本を脅かす悪のトライアングルー中国・北朝鮮・台湾
おわりにー人権のパラドックス
日本人にとって本当の戦いが始まった!
日本政府がついにファーウェイ製など中国の通信機器を排除する方針を固めた。
しかし、スパイ企業はすでに日本社会に広く、深く、潜り込んでいる。
戦いは始まったばかりだ。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「中国人留学生のほとんどはスパイ」
いまの国際情勢を最も激しく揺るがす要因はなにか?
目次は次の通りです。
序章 米中対決の全体図
第1章 中国はグローバル覇権を目指す
第2章 アメリカが中国と対決する
第3章 習近平の軍事戦略を斬る
第4章 中国がアメリカを侵す
第5章 中国が日本をだます
いまの国際情勢を最も激しく揺るがす要因はなにか。
アメリカは中国をどう見ているのか。
鋭い考察で全体図を抉り出す!
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「アメリカの世論全体が、これまでのような対中政策ではダメだという方向に変わってきたのである。」
元地検特捜部長の極秘捜査メモワール
元東京地検特捜部長・宗像紀夫。
彼が明らかにした「極秘メモ」「日記」の数々......
初めての著作!
ーー随所に捜査時のリアルタイムの日記も挿入。
臨場感あふれるノンフィクション回顧録
「冷たい表情の裁判官」「居丈高な検察官」「金儲け主義の弁護士」になるな......
・江副浩正、田中角栄逮捕から日産ゴーン逮捕までーー
・地検特捜部の仕事は「世の中のドブさらい」「闇を照らす」のが仕事だ!
・村木事件等々、捜査が粗雑で、威圧的、権力的になった特捜は心配だ!
・特捜の手がける独自捜査事件は、マスコミに気付かれず着手(逮捕)できれば半ば成功したも同然。産ゴーン逮捕は「保秘」に成功し、マスコミは「してやられた」というしかない。
・平成の大疑獄リクルート事件の発端に触れた時「私の体の中を電気が走った! 」
・リクルートの本命は中曽根康弘だった。しかし......「証拠」優先の捜査では藤波までが限界だった。見込み捜査はできない。藤波は「中曽根の身代わり、人身御供」ではない。
・実は、本命(P3C)に捜査の手が届かなかったロッキード捜査の悔しさ。そのとき、吉永祐介主任検事は......
・特捜検事は週刊誌を愛読する。国民からの告発する投書も熟読する。
・文化功労賞などで選考委員に金銭などを使って働きかけた人がいた。
・被疑者は雲隠れのため入院すると、それから本当の病気になる。
・リクールトの時、捜査ルートは何処からとの質問を受けて、ヒッチコックの「北北西に進路を取れ」という映画をヒントに言った。北北西」(NNW) ......つまり「NTT」と暗示したが、気づく記者はいなかった......。
・村木事件、小沢事件(陸山会事件)、佐藤栄作久事件(弁護士を担当)など、「何か事件をやらなければいけない」「自分が特捜部長の間に、政治家や高級官僚を一人もやっていない、前の人は二人もやっているとか......」
そんなあせりが、強迫観念が「冤罪」「見込み捜査」「改竄事件」を起こしたのではないか。特捜部の「勇み足」をいさめる。
・大物を摘発するのであれば、何をやってもいいという風潮が特捜に蔓延しているのではないかとの強い危惧を感じる。
・弁護士として、主任検事の筋読みに無理に供述を当てはめるような強引な事例が目立つことに気付いた。捜査が粗雑で、調べ方が威圧的、権力的で、利益誘導的な質問を平気でする事例(佐藤栄作久事件)に直面し、その弁護を引き受けた。
特捜地検と対峙することもあった!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「貪欲は人間を破滅させる。人は自分の足元を見つめながら生きねばならない。結局人間は配られたカードで生きていかなければならないし、背伸びをしてはいけないのだ。ただし、努力することにより、配られたカードをチェンジすることもできるのだ。」
「政治の評価のポイント」をリアルに論じつくす
目次は次の通りです。
第1章 日本の未来の選び方
(政治をきちんと評価するには/「政策より人」か「人より政策」か ほか)
第2章 経済政策に新しい評価軸を
(アベノミクスをどう評価するか/ゴールがコロコロ変わるアベノミクス ほか)
第3章 外交・安全保障 日本の進む道
(ルールを守る国になる/実は外交に選択肢はない? ほか)
第4章 政治家の仕事とは
(中央集権か地方分権か/役所が市場をゆがめている ほか)
国民には政治家を選ぶ権利がある!
では、国民は何を基準に政治家を選べばいいのか?
元首長、元大阪維新の会の代表でいま最も注目を集める論客と気鋭の国際政治学者が、経済、安全保障、社会保障など、「政治の評価のポイント」をリアルに論じつくす書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「自民党政治は、現在の利益を守り、官による需給調整を重視し、マーケットをあまり信用しない。競争は避け、流動化というものを好まない、落ち着いた静かな政治。」
『「権力」を握る人の法則』の著者が放つ警鐘
目次は次の通りです。
1 経営者の選択と人間の持続可能性
2 悪しき職場環境の犠牲者たち
3 解雇と雇用不安定
4 長時間労働、仕事と家庭の両立困難
5 健康な職場を支える二大要素ー仕事の裁量性とソーシャルサポート
6 なぜ悪しき職場を辞められないのか
7 変えられること、変えるべきこと
上司から達成不可能な目標を押しつけられ人員も減らされ、あげくに生産性を引き上げ残業せずに売上を死守しろと強要されるー「カネと仕事」という2大ストレスを私たちはどう生き抜くべきか?
『「権力」を握る人の法則』の著者が放つ警鐘です。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「職場の上司がどんな人間かということは、ホームドクターの腕前以上に健康にとって重要な意味を持つ。」
解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち
目次は次の通りです。
第1章 暴走族少年らとの出会い
(広島から沖縄へ/拓哉との出会い ほか)
第2章 地元の建設会社
(裕太たちとの出会い/沖組という建設会社 ほか)
第3章 性風俗店を経営する
(セクキャバ「ルアン」と真奈/「何してでも、自分で稼げよ」-洋介の生活史 ほか)
第4章 地元を見切る
(地元を見切って内地へー勝也の生活史/鳶になる ほか)
第5章 アジトの仲間、そして家族
(家出からアジトへー良夫の生活史/「自分、親いないんっすよ」-良哉の生活史 ほか)
生まれ故郷が嫌いだと吐き捨てるように言った、沖縄の若者。
その出会いを原点に、沖縄での調査は始まった。
生きていくために建設業や性風俗業、ヤミ仕事に就いた若者たち。
10年以上にわたって、かれらとつき合ってきた社会学者の、かつてない記録の誕生!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「なくしてしまったこと、変わってしまったものを、ただ懐かしんでいても意味はない。」