社会・政治: 2019年10月アーカイブ
非情で身勝手な企業に挑む男たちを描く傑作短編集
目次は次の通りです。
人生の歯車
退職勧告
ゲームオーバー
私、売れますか
エリート失格
横領やむなし
妻のカラオケ
「粗大ゴミのように私を放りだそうとしたのはあなたじゃないか」
経営不振を乗り切るための組織改革で昇進したはずが、実は"社内失業者"と化していた三矢不動産部次長の大下。
彼の許に突然届いたのは「解雇通知」だった。
自分を引き抜いた常務の裏切りを痛感した大下は、「日本管理職組合」に復職を訴えるが...。
非情で身勝手な企業に挑む男たちを描く傑作短編集。
各編ともにあるあるの物語だと思います。
<印象に残った一文>
「ところで、あなたはどんな売り物をお持ちですか?」
ケアの現場で何が起きているのか
目次は次の通りです。
第一章 介護保険サービスが受けられない
1 在宅介護サービスの危機
2 介護施設でも利用制限
3 介護職の有効求人倍率の衝撃
4 将来的に介護人材不足は深刻化する
5 あなたも介護職に殴られるかも
第二章 どうして介護職は敬遠されるのかーー介護職養成の難しさ
1 5K職場と言われて久しいが
2 定員割れが続く介護福祉士の養成学校
第三章 なぜ辞めてしまうのか
1 全産業を上回る離職率
2 介護職が辞める要因
3 利用者からのパワハラで心が折れる
4 セクハラ被害が深刻
5 中間管理職による二次的被害
6 昔なら鍛える,今ならパワハラ!
7 ブラック介護現場の要因
第四章 外国人介護職の可能性と限界
1 人材不足の切り札ではない
2 日本が選ばれる国とは限らない
3 相互の信頼関係づくり
第五章 まだ先の介護ロボットとAI技術
1 介護ロボットの可能性を問う
2 いずれにしろ介護は「人」次第
終 章 介護職不足を解決するために
1 ゆとり世代との関わり方
2 これからの介護経営は人材次第
3 安心できる介護サービス確立のために
4 要介護者が選ばれる時代に
超高齢社会が進む中で介護人材を増やしていかなければ、介護サービスの質の低下を招き、利用する高齢者やその家族は安心して暮らしていくことはできない。
ブラック化する介護労働の実態、介護施設内での虐待、利用者からのセクハラ・パワハラ、管理職の指導力・養成力の欠如、外国人介護職の受け入れなど、介護現場の課題を明らかにし、解決策を提示する書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「今や20代前半は「第二新卒」とまで言われ、「転職」することに違和感もなく、社会的に不利にもなりません。いわば「転職」自体に社会全体が寛容であることを、知らない管理職が多くいるのです。」
「バラ色の老後」は、いったいどうなる!?
県立高校の社会科教師として38年間の教職生活を終えた笹川。
定年後は常勤講師として再雇用され、4月から再び教壇に立つことになったが、それからわずか一ヵ月後、校長から衝撃の宣告を受ける。
さらに、定年後の生活を見据えて、退職金の大半をはたいて実家の大規模リフォームを実施したが、明らかな手抜き工事が見つかってしまう。
同時に、妻が勤務する学童クラブには閉鎖の話が持ち上がり...。
「バラ色の老後」は、いったいどうなる!?
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「帽子が頭に入らない時には髪を切ったり、頭蓋骨を削ったりしちゃいけない。帽子の方を広げるべきなんだ。」
世界経済の趨勢を決める「戦争」を徹底検証!
目次は次の通りです。
第1章 「ファーウェイ帝国」の全貌
第2章 トランプ政権が仕掛けた対中ハイテク覇権戦争
第3章 中国の「5G制覇」に怯えたアメリカ
第4章 EUを巡る米中の攻防
第5章 米中「経済ブロック化」の行方
第6章 米中の「最終決戦場」台湾
終章 ファーウェイと日本
ファーウェイ本社、完全取材!
世界経済の趨勢を決める「戦争」を徹底検証!
一般報道では知ることのできない実情です。
<印象に残った一文>
「20世紀後半以降、世界の覇権を握ってきたアメリカが、21世紀も引き続き世界をコントロールしていくために、ファーウェイ潰しに出たのだ。」
チャイナ・ウォッチャー二人の最新予測!
目次は次の通りです。
第1章 「張り子の虎」だった中国・習近平体制
(「中国製造2025」から「中国自滅2025」へ/習近平の命乞いもフィナーレ ほか)
第2章 侵略国家中国は、ソ連同様「人権」で滅びる
(「ユダヤ虐待・ヒトラー」&「ウイグル虐待・習近平」/「大躍進」「文革」の恐怖が再び襲う ほか)
第3章 儒教と孔子の違いから分かる中国の真実
(孔子の教えと儒教とは全く無関係/皇帝の尊厳を守るために儒教が活用された ほか)
第4章 中国社会をいまも支配する「宗族主義」「一族イズム」が腐敗の根源
(習近平も親、一族の利益が最優先/宗廟が栄えている中国 ほか)/第5章 中国経済破綻に備えよ(中国の借金は麻薬付けで逃れられない/もうどうにもならない高速鉄道建設 ほか)
米中貿易戦争で「中国製造2025」「一帯一路」は破綻!
チャイナ・ウォッチャー二人の最新予測!
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「米国は経済繁栄よりも国家安全保障を最優先させると決意しています。」
イギリス心理学会賞受賞
目次は次の通りです。
はじめにー馬用の巨大注射針
1 事実で人を説得できるか?(事前の信念)
2 ルナティックな計画を承認させるには?(感情)
3 快楽で動かし、恐怖で凍りつかせる(インセンティブ)
4 権限を与えて人を動かす(主体性)
5 相手が本当に知りたがっていること(好奇心)
6 ストレスは判断にどんな影響を与えるか?(心の状態)
7 赤ちゃんはスマホがお好き(他人その1)
8 「みんなの意見」は本当にすごい?(他人その2)
9 影響力の未来
人はいかにして他人に影響を与え、他人から影響を受けているのか。
名門大学の認知神経科学者が教える、とっておきの"人の動かし方"。
タイムズ、フォーブスほか、多数のメディアで年間ベストブックにノミネート。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「脳は心を作り出しているから、脳に変化が起これば心にも変化が生じるだろう。」
「反日批判」の裏側に迫る
目次は次の通りです。
序章 韓国の「基金案」は決して受け入れてはならない
第1章 「用日」と「反日批判」
第2章 「反日批判」への「再批判」
第3章 「反日」と「安保(反共)」の密接な関係
第4章 文大統領が固執する「パルゲンイ(アカ)」と「親日残滓清算」
第5章 「独立有功者」急増と「ニューライト」の台頭
終章 「私も日本軍でした」-ある朝鮮人青年の体験
「ホワイト国」から除外され、国を挙げて猛反発している韓国。
そんな中、珍しく一部で「反日批判」が起きているが、その裏側には、「反日批判」をしながらも、「反日思想」に縛られている姿がある。
その矛盾に満ちた実体を暴く!
一般報道では知ることのできない実情です。
<印象に残った一文>
「韓国社会の言う愛国は、本当にその国を愛することではありません、「日本を憎む」がそのまま「か韓国を愛する」なってしまったゆがみ、それが反日の真の問題」
おさえてる?
目次は次の通りです。
第1章 なぜ日本は「世界に類例のない長期デフレ」なのかー遠因は「バブル経済」、早期に脱却し「成熟社会」に備える
第2章 日銀の「平成」金融政策の歩みー「バブル退治」から「異次元緩和」まで
第3章 金融業界の激動は続くー平成の大再編、令和「デジタライゼーション」の大波
第4章 「平成デビュー」の消費税、今後の行方は?-日本の財政の問題点を点検する
第5章 このままで大丈夫?日本の「ものづくり」「農業」「経営」-人口減による内需減少、IoT社会への対応
第6章 質的変化をとげた「貿易立国」日本の実像をチェックする!-日米貿易摩擦からTPP、米中貿易戦争まで
第7章 「石油依存」から変われるか?日本のエネルギー事情ー東日本大震災のインパクト「電力自由化」「脱炭素」はどうなる?
第8章 生活を変える「IT革命」の荒波はこれからだ!-「スマホ」がけん引 商売も銀行も「お金」もIT化
第9章 「人口減少」「少子高齢化」社会のビジネスと暮らし方ーネックは労働力不足 あらゆる人が働きやすい社会に
第10章 令和日本の立ち位置を確認し、あらたな「売り」を探すー「課題先進国」のピンチをチャンスに変えるには?
ニュースによく出るキーワード。
暗号資産、FinTech、FTA、IoT社会、GAFA...。
「令和」経済のヒントは「平成」にあり!
今さら聞けないキホンのキを、気鋭の経済ジャーナリストがやさしく徹底解説!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「他の国々に比べて優位性の強い分野を一段と強化して、イノベーションを進めていくことが、これからの日本に求められているのです。」
最強エンタメ集団から、人生を変えるヒントを盗む!
本当の"才能"とは、努力できること。
そう、ジャニーズは教えてくれたー。
司会や演技に果敢に挑戦する者、アイドルを極める者、人柄を磨く者...努力の仕方は十人十色。
厳しい競争を勝ち抜いた、彼らの努力や人生哲学に光をあてる。
そして、彼らを見抜き導いたジャニー喜多川の「育てる力」とは?膨大な資料から本人たちの言葉を選り抜いた、ゴシップ抜きのジャニーズ論。
最強エンタメ集団から、人生を変えるヒントを盗む!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「ジャニーズは、天性の才能を持って生まれてきたから、今の活躍があるわけではない。努力を重ねてきたからこそ、活躍できている。」
新・ジモト経済の支配者たち
目次は次の通りです。
序章 知られざる成長ビジネスが地方にあるージモト経済を席巻する「ヤンキーの虎」
第1章 「ヤンキーの虎」はなぜ生まれたかー小泉改革、IT革命の功罪
第2章 「ヤンキーの虎」の実像に迫るーその生態、価値観から嗜好性まで
第3章 「ヤンキーの虎」のビジネス手法ーなぜ強いのか、投資家の視点で分析
第4章 「ヤンキーの虎」と地方の未来はどうなるか?-政府の経済政策が大きく変わり始めている
第5章 「地方創生」に向けた私の取り組み
地方経済の主役交代。いま地方経済を支える新・起業家たちの実態、ビジネス手法。
<印象に残った一文>
「お金より仲間を大切にする会社」
ケアの現場で何が起きているのか
目次は次の通りです。
第一章 介護保険サービスが受けられない
1 在宅介護サービスの危機
2 介護施設でも利用制限
3 介護職の有効求人倍率の衝撃
4 将来的に介護人材不足は深刻化する
5 あなたも介護職に殴られるかも
第二章 どうして介護職は敬遠されるのかーー介護職養成の難しさ
1 5K職場と言われて久しいが
2 定員割れが続く介護福祉士の養成学校
第三章 なぜ辞めてしまうのか
1 全産業を上回る離職率
2 介護職が辞める要因
3 利用者からのパワハラで心が折れる
4 セクハラ被害が深刻
5 中間管理職による二次的被害
6 昔なら鍛える,今ならパワハラ!
7 ブラック介護現場の要因
第四章 外国人介護職の可能性と限界
1 人材不足の切り札ではない
2 日本が選ばれる国とは限らない
3 相互の信頼関係づくり
第五章 まだ先の介護ロボットとAI技術
1 介護ロボットの可能性を問う
2 いずれにしろ介護は「人」次第
終 章 介護職不足を解決するために
1 ゆとり世代との関わり方
2 これからの介護経営は人材次第
3 安心できる介護サービス確立のために
4 要介護者が選ばれる時代に
超高齢社会が進む中で介護人材を増やしていかなければ、介護サービスの質の低下を招き、利用する高齢者やその家族は安心して暮らしていくことはできない。
ブラック化する介護労働の実態、介護施設内での虐待、利用者からのセクハラ・パワハラ、管理職の指導力・養成力の欠如、外国人介護職の受け入れなど、介護現場の課題を明らかにし、解決策を提示する書です。
目から鱗の情報が満載です。
銀行9割、銀行員99%は消える
目次は次の通りです。
銀行9割、銀行員99%は消える!
たった1割の"勝ち組"になる最強のビジネスモデルを提言。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「銀行の9割が消え、銀行員は99%リストラされる。それが銀行の近未来です。」
性依存症者、最後の「駆け込み寺」リポート
目次は次の通りです。
はじめにー今日もクリニックのドアを叩く人がいる
第1章 性依存症の実態とそこに潜む心の闇
第2章 現代社会を蝕む依存症とは、そもそも何か
第3章 正しい理解こそ、性依存症治療のスタート
第4章 性依存症患者とその家族を救うために
第5章 私たちがめざす新しい精神医療システム
おわりにー私の活動を支えてくれる職員や患者さんに感謝
痴漢、盗撮、小児性愛、ストーカー、性犯罪...
「わかっちゃいるけどやめられない」
-現代病の彼らを止められるのは、家族か、社会か、医療か?
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「性依存症も、現代という時代を背景とした現代病です。」
全く新しい歴史書の誕生!
目次は次の通りです。
第1章 人口を歴史がつくってきた
第2章 人口とは軍事力であり経済力である
第3章 英国帝国主義は人口が武器となった
第4章 猛追するドイツとロシア
第5章 ヒトラーの優生学
第6章 ベビーブーマーの誕生とアメリカの世紀
第7章 ロシアと東側諸国、冷戦の人口統計学
第8章 日本・中国・東アジア、老いゆく巨人たち
第9章 若く好戦的な中東と北アフリカ
第10章 未来の主役か、サハラ以南のアフリカ
人口を制する者が、世界を制してきた。
"人口の大変革期"に当たる直近二〇〇年を叙述。
全く新しい歴史書の誕生!
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「ある国や地域の人口の増減を左右する要素は、出生数、死亡数、そして移民の三つである。」
文庫のための増補あり
目次は次の通りです。
第1章 ハッピーライフの基本とは
(わたしの暮らし/実感を大切にすること)
第2章 フツーって、何?
(進学とか就職って、しないと生きていけないんでしょうか?/将来やりたいこと、マジないんですけど ほか)
第3章 衣食住を実感する暮らし
(「食」で、ひとはつくられる/「衣」を、生活から考える/「住」は、恋人のようなもの)
第4章 毎日のハッピー思考術
(心と体のチューニング/お金とうまくやっていくために ほか)
社会的成功に乗り遅れまくっても、待ってるのは楽しすぎる毎日かもしれない。
世界一周の旅をしたり、隠居生活をしたり...。
きっかけは、社会が求めるフツーの暮らしへの違和感だった。
そしてフツーから脱した今、衣食住のノウハウ(日々の献立、部屋の選び方、お金、心身のこと)、人生観まで。
今より少し楽に生きるためのカンペはいろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「自分で始末のつけられる身の丈の暮らしをしながら、人にもできる範囲で手を差し伸べることが世界を豊かにすることなのだ。」
検察が構築し裁判所が追認したデタラメなシナリオ
目次は次の通りです。
第1章 ノルマとの闘い
第2章 「コミッション亡者」と呼ばれて
第3章 「主幹事」を奪え
第4章 ブラックマンデーと損失補填問題
第5章 大タブチ、小タブチーー「ノムラ」な人々
第6章 やりすぎる男
第7章 さらば、野村證券
第8章 オリンパス会長の要請
第9章 オリンパス事件の真相
第10章 人質司法の生贄
第11章 司法ムラの掟
著者が退職する1998年までの20年間、野村證券は金融国際化とバブル経済に沸き、トヨタを上回る5000億円もの経常利益を叩き出す日本一儲けた会社だった。
その激動の時代にトップセールスマンとして多額の手数料収入を稼いだ著者は、しかしその後オリンパス巨額粉飾事件の「指南役」とされて逮捕・起訴。
根も葉もない容疑を一貫して認めず、過去最長となる2年8ヵ月もの間、東京拘置所などに勾留されることになった。
カルロス・ゴーン事件で世界から非難の声が上がった悪しき「人質司法」の生贄となったのだ。
著者は拘置所に事件関連資料を取り寄せて徹底的に読み解き、検察が構築し裁判所が追認したデタラメなシナリオを完全論破、事件の真相を独力で明らかにした。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「レーガン政権の高官たちは市場がパニックを起こさないよう慎重に言葉を選びながら、円高ドル安方向に誘導を続けた。後から考えると、プラザ合意前の彼らの発言からは先行きのシグナルが読み取れたが、日本人は誰もそれに気づいていなかった。」
世界的投資家は予見する
目次は次の通りです。
序章 風はアジアから吹いているーーただし、その風には「強弱」がある
第1章 大いなる可能性を秘めた日本
第2章 朝鮮半島はこれから「世界で最も刺激的な場所」になる
第3章 中国ーー世界の覇権国に最も近い国
第4章 アジアを取り囲む大国たちーーアメリカ・ロシア・インド
第5章 大変化の波に乗り遅れるな
第6章 未来のお金と経済の形
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び「世界3大投資家」と称される著者。
彼はこれまで、その独自の投資眼からリーマンショック、トランプ当選、北朝鮮開国に至るまで、数多くの「予言」を的中させてきた。
そんな伝説の投資家は、日本と東アジア経済の未来をどう見るのか。
「5年後、アジアで1番幸せな国はどこか?」をテーマに、日中韓の将来を「お金の流れ」から鮮やかに読みとく。
日本再興への道、朝鮮半島に訪れる刺激的で劇的な未来、中国のアキレス腱...「アジアの玄関口」シンガポールから世界を見つめる投資家の慧眼に映る、驚愕の未来予測。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「日本が50年後か100年後かにには消えてしまう。」
日経電子版の好評連載「東京ふしぎ探検隊」より鉄板ネタを選りすぐって、大幅加筆
目次は次の通りです。
第1章 夢と野望の東京湾岸100年
第2章 東京の地下天国
第3章 データでみる東京の意外な素顔
第4章 なぜ「ビルヂング」が消えるのか
第5章 赤門は、東大だけのものじゃない
第6章 東京って実は...
「東京の地下迷宮は、どこまで広がるか」
「丸の内から消える『ビルヂング』のナゾ」
「実は東京って、温泉密集地帯」......。
知れば知るほど面白くなる、思わず人に話したくなる東京のナゾを日経記者が徹底追究します。
オリンピック・パラリンピックで日本の首都は、どれほど変わるのか。
前回大会の歴史などもひもときながら、「えっ、そんなことまで調べるのか?」と、とことん調べまくります。
日経電子版の好評連載「東京ふしぎ探検隊」より鉄板ネタを選りすぐって、大幅加筆。
プレミアシリーズ『東京ふしぎ探検隊』『鉄道ふしぎ探検隊』と併せて読めば、楽しさ倍増です!
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「東京という都市は、埋め立て地を活用することで発展してきた。」
「依存症ビジネス」のつくられかた
目次は次の通りです。
第1部 新しい依存症「行動嗜癖」とは何か
(物質依存から行動依存へー新しい依存症の誕生/僕らはみんな依存症ー何が人を依存させるのか/愛と依存症の共通点ー「やめたいのにやめられない」の生理学)
第2部 新しい依存症が人を操る6つのテクニック
(目標ーウェアラブル端末が新しいコカインに/フィードバックー「いいね!」というスロットマシンを回しつづけてしまう理由/進歩の実感ースマホゲームが心をわしづかみにするのは、"デザイン"のせい ほか)
第3部 新しい依存症に立ち向かうための3つの解決策
(予防はできるだけ早期にー1歳から操作できるデバイスから子どもを守る/行動アーキテクチャで立ち直るー「依存症を克服できないのは意志が弱いから」は間違い/ゲーミフィケーションー依存症ビジネスの仕掛けを逆手にとって悪い習慣を捨てる)/エピローグ まだ見ぬ「未来の依存症」から身を守るために
世界中が絶賛した話題の書、ついに上陸!
スマホ、フェイスブック、インスタ、ネットフリックス、ゲーム、メール...。
新時代の依存症「行動嗜癖」の衝撃。
悪用厳禁!のめりこませる手口とその仕組みの全貌を暴く!!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「世界の先進国に住む人口の半分は何かに依存している。ほとんどの場合、その「何か」は行動だ。」
救世主か、破壊者か?
目次は次の通りです。
第1章 金融政策の限界ープロローグ
第2章 人口ペシミズムと将来人口推計の確実性
第3章 移民あるいは外国人労働者の経済的影響
第4章 移民の社会的影響ー欧州の経験
第5章 移民の社会的影響ー日本の現状
第6章 事例研究:ベトナムとの関係
第7章 AIは労働者を無用にするかー人口ペシミズムへの第三の異論
第8章 AIと移民の共通点・相違点
第9章 AI・移民問題についての今後の課題
救世主か、破壊者か?
21世紀に入り、人口減少に転じた日本。
早くから日本経済の長期低迷の要因の一つとして人口構造の変化に着目すべき、と唱えていた著者が、
現代日本の喫緊の課題として昨今俄然クローズアップされてきた人口減少下の日本社会の変容を、
移民とAI(人工知能)に焦点を当てて丁寧に解いていく注目作です。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「移民の受け入れの拡大に当たっては、彼らを日本社会に包摂できる体制をしっかり整え、受け入れの拡大と見合う包摂体制を構築し、ないしは構築できる範囲内で受け入れをコントロールしていくのが、何にもまして重要な課題になるだろう。」
歴史社会学からのアプローチ
目次は次の通りです。
序章 次の大きな転換
第1章 構造的危機ーなぜ資本家はもはや資本主義に報酬を見出せないのか
第2章 中産階級の仕事の消滅ーもはや逃げ道はない
第3章 終わりは近いかもしれないが、誰にとっての終わりなのか
第4章 共産主義とは何であったか
第5章 いま資本主義を脅かしているものは何か
終章 目を覚ませ
資本主義の最終的危機か、地球規模の環境危機か。
無秩序と混乱が世界を支配する、波乱に満ちた時代の幕開け。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「これから数十年のあるべき決定的な政治的ベクトルは、軍国主義を抑制し、民主主義的な人権を地球規模で制度化していくことである。」
進化が生んだ二種類の精神システムとグローバル化
目次は次の通りです。
1章 現代は適応が困難な時代?
2章 二種類の精神
3章 謀反、共存、あるいは従僕?
4章 協力と交換による繁栄へ
5章 暴力と戦争を減少させるもの
6章 文化的相互依存(グローバル化)と低文脈化
7章 事例としての日本
8章 精神の劣化?
9章 未来への期待と危惧
ハイテクとグローバル化が人間性を奪い、現代人の精神を貧困にしているーそう信じる人は多い。
人間の脳における、進化的に古いシステムと新しいシステムという視点から、人びとの感じる生きにくさの由来を解き明かし、非観論を乗り越える方途を探る書です。
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「ますます進む産業化・分業化、あるいはグローバル化による文化の低文脈状況が、おそらく現代が適応困難と感じる最も大きな要因であろう」
強いアタマの作り方・使い方
目次は次の通りです。
プロローグ いよいよ始まり! AIを便利に使って、楽しく働く
第1章 AI時代の幸福論ーーー人は働いて幸福になる
第2章 AI以後の世界ーーー人は知識ではなく知能で働く
第3章 意味を読み取る力ーーー人間はAIを凌ぐ
第4章 AIに勝つアタマの使い方
第5章 「AI流」をマネするーー論理力を磨き、暗黙知も効率よく身につける
第6章 新たに生まれる仕事群を楽しむ
エピローグ AI時代に、なぜ人間はますます賢くならねばならないか?
AI時代に重要になるのは読解力だけではない。
人間らしい思考力と感性、コミュニケーション能力を発揮すれば、AIを使って幸福に働いていくことができる!
第2次AIブーム期から研究開発に関わり、ビジネスにも精通する「AIのインサイダー」が、「科学的に正しい」観点から「AIに負けないための方法論」を伝える書です。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「クリエイティブには感性だけでなく、論理、常識が決断に必要」
兵器化するソーシャルメディア
目次は次の通りです。
1 開戦ー「いいね!」戦争とは何か
2 張りめぐらされる「神経」-インターネットはいかに世界を変えたか
3 いまや「真実」はないーソーシャルメディアと秘密の終わり
4 帝国の逆襲ー検閲、偽情報、葬り去られる真実
5 マシンの「声」-真実の報道とバイラルの闘い
6 ネットを制する者が世界を制すー注目と権力を求める新たな戦争
7 「いいね!」戦争ー紛争がウェブと世界を動かす
8 宇宙を統べる者ー「いいね!」戦争のルールと支配者たち
9 結論ー私たちは何を知っているか、何ができるか
アメリカ大統領選挙、イスラム国、ウクライナ紛争、インドの大規模テロ、メキシコの麻薬戦争...。
国際政治から犯罪組織の抗争までSNSは政治や戦争のあり方を世界中で根底から変えた。
インターネットは新たな戦場と化し、情報は敵対者を攻撃する重要な兵器となった。
いまやこの戦場で政治家やセレブ、アーティスト、兵士、テロリストなど何億人もが熾烈な情報戦争を展開している。
「いいね!」「シェア」を奪い合って荒らし行為やフェイクニュースが氾濫し、憎悪や中傷は瞬時に果てしなく拡散され、ネット上の戦闘が現実の紛争や虐殺を引き起こすことさえある。全員が戦闘員となり得る「いいね!」戦争の行きつく先はどこにあるのか?
軍事研究とSNS研究の第一線で活躍する著者が、多数の事例をもとに新たな戦争の実態を解明。
誰もが当事者としてグローバルな争いに巻き込まれていく過程と事実をえぐり出す衝撃作。
<印象に残った一文>
「外交は私的で政策本位のものから、より公的でパフォーマンス色の強いものになり、攻撃と反撃が逐一世界中から注目目され、関係に悪影響を与えて、指導者は落としどころを見つけづらくなるのだ。」
「美しい国」の病根をえぐりだす
目次は次の通りです。
まえがきー「マジメ」で「美しい」人々
1 「善意」がテロを呼ぶーバッシング論
2 「辞書」を失った現代人ー情報化社会論
3 「大きな物語」は危ういーロマン主義論
4 「流行」が国家を潰すー西郷隆盛論
5 「おことば」が象徴したものーポピュリズム論
6 「言論空間」が荒廃してゆくー保守主義論
7 「フクシマ」と「オキナワ」は同じではないー民族感情論
8 「否定」という病が議論を殺すー国家像論
あとがきー歎息の時代に
人間社会を善悪で二分したがる知識人、
右も左も議論の底が抜け落ちた言論空間、
異論を排除するだけの飽くなき他者否定、
情報化社会への適応を叫ぶ教育論議
いったいなぜ、日本人はこれほど余裕を失ってしまったのか。
くり返されるバッシングに浮かびあがる社会の構造変化をとらえ、異様なまでに「マジメ」な人たちであふれた「美しい国」の病根をえぐりだす。
面白い切り口の本です。
本当の「自由」と「平等」を、ゼロ地点から立ち上げる社会の実現へ
目次は次の通りです。
序 社会って、こういうもの?--ゼロから社会を見直すこと
第一章 この社会はどんな社会なのかーー「右/左」の対立の本質
第二章 いまはどんな時代なのかーー「ロック/ルソー」で辿る近現代史
第三章 いま社会で何が起きているのかーーネオ・リベラリズムの「必然性」
第四章 資本主義社会の「マトリックス」を超えて
あとがき
ネオ・リベラリズムのその先に、新しい社会はありえるだろうか?
この社会だけが、人間が生きる社会の最適解ではない。
本当の「自由」と「平等」を、ゼロ地点から立ち上げる社会の実現へ
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「個々の労働者が自らの生き残りをかけて生産性を上げなければ、経済自体が回らない状態になっている。」
女性の活躍によって導かれる輝かしい日本の未来を解説
目次は次の通りです。
1 日本の未来は女性の活躍にかかっている
2 自立しながら、地域社会のために働く
3 男性中心社会でリーダーシップを発揮する
4 新しいことを始める
5 政治に影響を与える
6 アートを創り、人生の意味を伝える
7 日本を代表すること、人権を守ること
8 発見すること、開発すること、教えること
9 なぜ女性が日本の未来を決めるのか?
10 ヒューマノミクス
英『エコノミスト』元編集長ビル・エモットが日本女性22人にインタビュー。
女性の活躍によって導かれる輝かしい日本の未来を解説してくれます。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「男性に比べて女性の方がリアリストです」
森友事件をスクープした私が辞めた理由
目次は次の通りです。
第1章森友報道は「忖度」で始まった
第2章一転して大報道合戦~小学校認可の行方~
第3章クロ現製作ですったもんだ~けんかの末に仲間に~
第4章注目を集めた籠池理事長夫妻の人物像
第5章国有地問題から補助金詐欺へ~焦点を移す検察の捜査~
第6章背任の実態に迫る特ダネに報道局長激怒
第7章籠池前理事長逮捕の舞台裏
第8章取材体制変更で担当を外された私
第9章森友事件追及弁護団(仮称・阪口弁護団)の活躍
第10章 近畿財務局職員の自殺が残した謎
第11章「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び~プロの記者はこうして取材する~
第12章 強者記者列伝~5本の指に入る記者+と、もう一人の優れもの記者~
第13章 個性豊かな検事たちとの愉快なやり取り
第14章 急転直下の検察捜査、財務省は全員不起訴 ~そして私は記者を外された~
終章 NHKから大阪日日新聞へ~森友事件の取材は続く~
「森友事件」の原稿から、消される「安倍官邸とのつながり」。
NHKでも検察でも東京vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!
政権を揺るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力ーその狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノンフィクション。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「森友事件とは、実は森友学園の事件ではない。国と大阪府の事件だ。」
富強と効率と公正のトリレンマ
目次は次の通りです。
第1章 改革開放四〇年の経済と社会ー転換期の構造矛盾
第2章 逡巡する中国の制度改革ー富強と効率と公正のトリレンマ
第3章 食品安全と企業文化ー市場経済の規範を確立することができるか
第4章 農村改革と農村土地政策ー「三農問題」にどう向き合うか
第5章 新疆ウイグル自治区の経済構造ー国家と市場と民族共生のトリレンマ
第6章 中国の対外経済戦略と日米中関係ー日本にアジア・ビジョンはあるか
改革開放の開始から四〇年。
いま中国経済は重大な転機を迎えている。
アメリカとの貿易戦争と成長の鈍化。
習近平や李克強の指導する現政権下では、富強と効率と公正という三つの原理のトリレンマにより、改革が踏み惑っている。
今後、中国はさらに飛躍を遂げ、国民統合と社会の安定が進むのか、それとも各種の社会経済的矛盾が激化して社会の混乱や政情不安をもたらすのか。
長年にわたって中国経済を見つめてきた著者が、矛盾に満ちた経済発展史と今後進むべき道筋を解説する書書です。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「日本は独自の平和力と高い見識を持って、アメリカからも中国からも一目置かれる存在を目指すしかないのです。」