社会・政治: 2020年8月アーカイブ
ミシェル・オバマ名言集
目次は次の通りです。
教育
平等
家族と人間関係
政治
自信
成功
アメリカ合衆国元ファーストレディが今あなたに伝えたい177の言葉。
教育、平等、家族と人間関係、政治、自信、成功について...
人生の重大な局面を乗り切るために、心を奮い立たせるメッセージ。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「成功とは、あなたの人生が他人にどう見えるかで決まるのではありません。あなたが自分の人生をどう感じるのかで決まるのです。」
社会の重大問題をどう解決するか
目次は次の通りです。
1 経済学が信頼を取り戻すために
2 鮫の口から逃げて
3 自由貿易はいいことか?
4 好きなもの・欲しいもの・必要なもの
5 成長の終焉?
6 気温が二度上がったら...
7 不平等はなぜ拡大したか
8 政府には何ができるか
9 救済と尊厳のはざまで
結論 よい経済学と悪い経済学
いま、あらゆる国で、議論の膠着化が見られる。
多くの政治指導者が怒りを煽り、不信感を蔓延させ、二極化を深刻にして、建設的な行動を起こさず、課題が放置されるという悪循環が起きている。
移民、貿易、成長、不平等、環境といった重要な経済問題に関する議論はどんどんおかしな方向に進み、富裕国の問題は、発展途上国の問題と気味悪いほど似てきた。
経済成長から取り残された人々、拡大する不平等、政府に対する不信、分劣する社会と政治...
この現代の危機において、まともな「よい経済学」には何ができるのだろうか?
よりよい世界にするために、経済学にできることを真っ正面から問いかける、希望の書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「どんな本も多くの人の知恵の産物」
石原慎太郎と歴代知事
目次は次の通りです。
◆第一章 都知事秘書とは?
1 石原都知事秘書に就任、波乱の予感
2 知事就任直後に浴びた"カミナリ"の洗礼
(秘書課職員に対する叱責/「錆びたナイフ♪」)
3 秘書の仕事って?
(知事のスケジュール管理/秘書部長と随行秘書/知事ブリーフィングへの同席/朝は大の苦手です!/サインなんて大嫌いだ!/あの字、どう書いたっけ?/男はマッチョであるべし!/秘書がそう言ったんだ!/秘書はバカでもいい?)
4 列をなす取材希望とマスコミ嫌い
5 厳格な公私の区別で知事を守る
(公用車と私用車/週に二日だけ?/トーキョーワンダーサイト)
◆第二章 石原慎太郎の人間像
1 思ってもいなかった公務員生活
(レコード会社の社員からボーリング屋に/ひねた都庁職員誕生)
2 石原慎太郎夫人との出会い
(まさかの『同級生!』)
3 気脈やや通じる?
(至福の回顧譚/女性職員に手を出すな?/『他策なかりしを信ぜんと欲す』/『たとえ明日地球が滅びても』/日露戦争の英雄『広瀬武夫』/「飛翔体」飛ぶ/あの大使は「コレ!」だ/それでも気の緩みは禁物)
4 苛烈な幹部対応
(緊張の知事ブリーフィング)
5 秘書課の職員に見せる素顔
(深夜の議会待機に見せた気配り/九百八十円のネクタイ/江戸の伝統芸で職員を慰労)
6 知事車のドライバー
◆第三章 アグレッシブな石原都政
1『東京から日本を変える!』
(米軍横田基地の返還交渉/孤立無援の「税制改正」/「新銀行東京」への追加出資問題/「貸金業法改正」による総量規制の導入って?/築地市場の豊洲移転と『都議会解散だ!』/「東京マラソン」あれこれ)
2 シャンシャンの両親来日騒動
3 猪瀬副知事誕生
(異色の副知事就任/"辣腕"副知事本格稼働/「海の森プロジェクト」募金活動の顚末/忘れられない「弁当事件」)
4 土佐の"いごっそう"濱渦副知事
(「行革」と濱渦パワー/東京都交響楽団の改革/「お遍路」そして高知県北川村へ)
◆第四章 東日本大震災で見せた都知事のリーダーシップ
1 知事秘書退任
(知事から直接の異動内示/やっぱり"カミナリ"の一撃)
2 鈴木俊一元都知事逝去
(鈴木元都知事との奇縁/鈴木邸訪問/怒涛の二週間/「都葬」当日)
3 東日本大震災の衝撃
(東日本大震災発生、そして「四選出馬会見中止!」/首都圏始まって以来の「帰宅困難者」発生/連日の記者会見と疲労困憊の職員/そしてあの原発事故/涙の出迎え/衝撃の放射能検出)
◆第五章 都知事の椅子の重みとは
1 石原都知事四期目当選
(生活文化局長に就任/知事と局長との微妙な距離感/小沢昭一氏との"一期一会"/東京都美術館の大恩人"佐藤慶太郎")
2 東京都退職と突然の『石原都知事辞職!』
3 青島幸男都知事誕生の衝撃
4 圧倒的得票数で猪瀬直樹都知事誕生
5 舛添要一都知事就任でやっと都政は落ち着くか
6 そして、小池都知事登場
7 都知事という椅子
石原知事秘書を務め、約40年都庁の内と外で都政の舞台裏を見てきた著者が、さまざまなエピソードで伝える都知事の素顔とリーダーシップ。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「地方自治体が担うべき責務は、広い意味での「住民福祉の実現」である。」
近代日本の暴力政治
目次は次の通りです。
第1章 愛国者と博徒ー暴力と明治国家の成立
第2章 暴力的民主主義ー悪党と議会政治の誕生
第3章 暴力の組織化と政治暴力という文化
第4章 ファシストの暴力ー戦前の日本におけるイデオロギーと権力
第5章 民主主義の再建ー戦後の暴力専門家
最後に 暴力と民主主義
日本の近代史は暴力で彩られている。
明治維新、自由民権運動ー。こうした事件や騒動には、無頼漢やヤクザなどの「暴力専門家」が密接に関係していた。
暴力と民主主義が絡み合いながら共存してきた日本の近代史の中で、暴力はいかにして民主主義を促進すると同時に脅かす存在であり得たのか。
そして、民主主義はいかにして暴力を生み出すと同時にそれを内に抱え込んだのか。
政治暴力の文化と民主主義はどのようにしてまったく同時に作動し得たのか。
明治時代の博徒から第二次世界大戦後の暴力団まで、「暴力専門家」たちのあり様を通して、暴力が政治の実践全般に深く埋め込まれていたことを明らかにする書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「暴力は近代日本政治史にいて恒久的な原動力であった。」
感染症の流行が人類に問うてきたことから冷静に向きあう術を学ぶ
目次は次の通りです。
第1章 シルクロードが運んだ病原菌
第2章 世界史をつくった感染症ーー天然痘
第3章 世界を震え上がらせた感染症ーーペスト
第4章 感染症が世界を変えたーー日本編
第5章 世界大戦を早めた「スペイン風邪」
第6章 人類の反撃始まる
第7章 今も続く感染症との闘い
人類は感染症とどう向き合い、克服してきたかー。
幾度となく繰り返されてきた感染症と人類の戦い。
天然痘、ペスト、スペイン風邪...
そして、新型コロナウイルス。
シルクロードの時代から人と物の行き来がさかんになり、感染症も広がっていった。
現代と変わらないような民族対立やデマの蔓延の一方で、人類史に残る発見もあった。
感染症の流行が人類に問うてきたことから冷静に向きあう術を学ぶことができる。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「私たちは今、歴史から学び、全世界で新たな試みに向かうべき時に来ているのではないでしょうか。」
東京メトロ・都営地下鉄を中心に全国の地下鉄の駅の仕組みと進化に迫る
目次は次の通りです。
東京メトロ編
(駅の始まり~現在/駅を造るための計画・制約/駅の機能やデザインー未来の地下鉄の象徴(南北線・副都心線各駅)/駅を造るー設計・建設(地上の条件に合わせた施工)/1日、758万人をさばく工夫)
都営地下鉄編
(様々な工法が採用された浅草線/悲願の開通を果たした三田線/川を越え、川をくぐる都営新宿線/日本一長い大江戸線/都営地下鉄の駅のデザインー工夫が凝らされたデザインを紹介(壁面美術芸術、ゆとりの空間など)/1日280万人をさばく工夫)/駅の設備編(エレベーターとエスカレーター/このほかの駅の設備)
全国の地下鉄編
年々ますます深くなり、複雑化する都市の地下鉄。
川を凍らせ地上から巨大トンネルを埋める工法やシールドトンネルによる大深度地下鉄の建設など不可能を可能にする、驚きの技術を大解剖。
乗客誘導のためのエレベーターの配置やデザイン、サインの改良、費用削減への駅の努力も紹介する。
東京メトロ・都営地下鉄を中心に全国の地下鉄の駅の仕組みと進化に迫る書です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「駅とは我々にとって、様々な人が集まる大きな家ということになる。」
ロザンヴァロン民主主義論の集大成
目次は次の通りです。
序 新しい民主主義への移行
I 執行権ーーその問題含みの歴史
1 法の聖別と執行権の格下げ
2 非人格性の崇拝とその変容
3 執行権の復権の時代
4 二つの誘惑
II 民主主義の大統領制化
1 先駆的な経験ーー1848年とワイマール共和国
2 ドゴール的例外から大統領制化の普及へ
3 不可避的かつ問題含みの点
4 非自由主義の規制
III 被治者のものとなる民主主義
1 被治者と統治者の関係
2 理解可能性
3 統治責任
4 応答性
IV 信頼に基づく民主主義
1 良き統治者の諸相
2 真実を語ること
3 高潔さ
結論 第二段階の民主主義革命
訳者あとがき (古城毅)
原註
索引
いま民主主義は機能不全を起こしている。
大統領制化する民主主義に展望はあるか。
承認の民主主義から行使の民主主義へ。
統治の歴史を明らかにし、新たな民主主義の方策を示す。
ロザンヴァロン民主主義論の集大成。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「現代民主政治において執行権の力が強大化し、「民主主義の大統領制化」が進んでいる。」
克服への道までを語り尽くす
目次は次の通りです。
第1部 未知の敵と闘うために
(グローバル時代のパンデミック/新型コロナウイルスの"見えにくさ"/過去の闘いから何を学ぶか? ほか)
第2部 ワクチンと治療薬
(新型コロナウイルスの現状をどう見る/治療薬はできるのか/人類とワクチンー現状と課題 ほか)
第3部 パンデミックと総合知
第一線の専門家同士が、未曽有の脅威のさなかにおこなった徹底討論。
未知のウイルスにいかに立ち向かうか、顕わになった現代社会の脆弱性、その克服への道までを語り尽くす。
分野や専門をまたぐ英知の結集が、解決の鍵を握る。
今後の潮流を読むうえで参考になります。
<印象に残った一文>
「ウイルスの問題は、地球誕生以来、長い間をかけて作り上げた自然・環境に、人類文明がどう向き合うかを問いかけているように思える。」
背景がわかればニュースがわかる
目次は次の通りです。
第一章 アメリカという「不思議」の国
第二章 EUは何を目指したのか
第三章 戦後の日米関係を総括する
第四章 沖縄問題とは何か
第五章 中東問題とは、「ユダヤ」「イスラム」とは何か
第六章 中国の「失敗」と「成功」
第七章 朝鮮半島問題
第八章 世界地図を読む
経済が発展する中国ですが、二〇二〇年初頭の新型コロナウィルスによる肺炎は、情報統制が行われた結果、対策が遅れ、感染者が拡大しました。
共産党の事実上の一党独裁の欠陥が、改めて明らかになりました。
その中国では、過去に何が起きたのか。
信じられない歴史があったにもかかわらず、共産党にとって都合の悪い情報は隠蔽されてきました。
情報が隠蔽されると、過去の失敗から学ぶことができないことがよくわかります。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「軍隊というものは本来、つまり本質としても機能としても、自国の住民を守るものではない」
先の実務も見据えた対応
目次は次の通りです。
第1章 新しい時代の業務のやり方へ企業法務全般に係る心構えと対応
第2章 具体的なケースにみる契約業務に係る留意点
第3章 株主総会対応1 総会実施方法の検討上の留意点
第4章 株主総会対応2 総会準備と当日運営上の留意点
第5章 取締役会・監査役会等・指名・報酬 委員会の開催に係る留意点
第6章 日本法・GDPRに沿った個人情報の取扱いに係る留意点
第7章 事業継続に協力することを前提に債権回収・与信管理に係る留意点
第8章 在宅勤務、休業補償、人員削減 雇用への影響を踏まえた労務対応
第9章 当事者・代理人弁護士のための民事訴訟対応上の留意点
第10章 在宅勤務制度におけるコンプライアンス上の留意点
本書は、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた企業法務対応に焦点を当てています。
企業法務全般における基本姿勢、法務部門のメイン業務である契約実務、株主総会・取締役会など、全10章で構成されています。
新型コロナウイルス感染症の流行時だけでなく、それを乗り越えた先の実務も見据えた対応検討に役立ちます。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「リモートワークが標準となる中で、業務の在り方が変化していくが、これを新しい時代の進め方として前向きに受け止め、「Postコロナ」時代になっても決して戻ることなくこの動きを進めていくべきである。」
人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったか
目次は次の通りです。
第1部 世界史を変えたパンデミック
(都市封鎖の起源となった病ー黒死病/永遠の都を守った「ローマの友だち」-マラリア/ナポレオンの大陸軍が味わった地獄ーチフス/黒船伝来の虎狐痢ーコレラ/西部戦線異状ありーインフルエンザ/チャウシェスクの子どもたちーエイズ)
第2部 流行病に立ち向かった偉大な人々
(天然痘を武器にした者、制圧した者/壊血病に挑んだキャプテン・クックのレシピ/日清日露戦争の脚気惨害/ペスト制圧と香港の「青山公路」/フェイクニュースが生んだ碧素)
二〇二〇年、世界は新型コロナウィルスの感染爆発に直面した。
人類の歴史は感染症との闘いの記録でもある。
十四世紀ヨーロッパでのペスト流行時には、デマによりユダヤ人大虐殺が起こった。
幕末日本では黒船来航後にコレラが流行、国民の心情は攘夷に傾いた。
一方で一八〇三年、スペイン国王は世界中の人に種痘を無償で施し、日清戦争直前には日本人医師が自らも感染して死線をさまよいつつペスト菌発見に尽力した。
医学的・歴史的資料をもとに、人類がウィルスといかに闘い、打ち勝ったかを明らかにします。
今後の潮流を読むうえで参考になる書です。
<印象に残った一文>
「最悪の状況を考えて、きちんと対処していけば被害を最小化できる。」
「軍の頭脳」の誕生とその改革者たち
目次は次の通りです。
アメリカ海兵隊の"電撃戦"の起源
第1部 戦場で戦い、勝つための用兵思想
ーアメリカ海兵隊の行動原理
(21世紀のアメリカ海兵隊ープロフェッショナルな戦争集団/アメリカ海兵隊の歴史ードクトリンと戦闘の視点から)
第2部 現実主義者とマーヴェリック達
ー行動原理はどのように変化したのか?
(ウォーファイティングの哲学/機動戦構想の採用ー鍵は、戦略環境の変化かリーダーシップか)
第3部 「頭脳力」の改革
ー機動戦構想の制度化
(頭脳の誕生/創造的な将校団の育成)/海兵隊の三十年
ジェームス・マティス元国防長官やジョン・ケリー元大統領首席補佐官など、政財界に数多くの人材を輩出。
意思決定と組織・戦略思考等に多大な影響を与え続ける組織とそのドクトリン創造の秘密。
変革のルーツとその背景を、当事者のインタビューや豊富な一次資料を用いて分析し知られざる実像に迫る書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「軍隊とは戦時において戦うだけではなく、平時における戦争の準備を重視してきたこと、そしてとりわけ、今日のアメリカ軍では、戦争の準備において、将校のアイデアが重要な役割を果たしている。」
超借金政府の命運
目次は次の通りです。
第1章 税金は権利か義務か博愛か
第2章 税金が収奪から擁護にいたるまで
第3章 消費税とはどんな税金なのか
第4章 日本版消費税という名の不可思議
第5章 どこへ行く、日本の租税と財政
コロナ危機、世界恐慌...どうすれば、弱者を救えるのか!?
人気エコノミストが、正しい税と財政のあり方を問う、日本人のための税の教養書
国家は、どのような税金なら、納めることを国民に求めてよいのか。
国民は、どのような税金を喜んで納め、どのような税金を納めることを拒絶すべきであるのか。
我々は、どんなときに増税を忌避し、どんな時に増税を受け入れるべきなのか。
逆に、増税政策を要求すべき場面というのがあるのか。
時あたかも、新型コロナウイルスによる感染症拡大への対応が、経済活動にも重大な影響を及ぼしています。
その中で減税待望論も高まっています。
このような時、国家は税金をどう取り扱うげきなのか。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「無償の愛のあかしとしての税金をしっかり押し頂いて、皆さんから頂戴する。その成果を弱者救済のためにしっかり使う。この発想に徹していれば、財政は経済活動に対するる外付け装置として有効に機能できる。」