人文・思想: 2008年5月アーカイブ
きれいな心で願望を
稲盛和夫の論語(皆木和義著)
<あさ出版>定価1,400円+税
目次は次の通りです。
1 「生き方」の章
(人生の目的を求める/動機善なりや、私心なかりしか ほか)
2 「成長」の章
(人間の無限の可能性を追求する/真面目に一生懸命仕事に打ち込む ほか)
3 「仕事」の章
(渦の中心になれ/もうダメだというときが仕事のはじまり ほか)
4 「道を拓く」の章
(開拓者であれ/心に描いたとおりになる ほか)
5 「組織者」の章
(実力主義に徹する/知識より体得を重視する ほか)
6 「経営」の章
(原理原則にしたがう/心をベースとして経営する ほか)
平成の名経営者・稲盛和夫が教える、
生き方・仕事の仕方・リーダーのあり方です。
稲盛氏の愛弟子が語る内容はまるで本人そのものの語りのようです。
心が軽くなるユニーク人生学
がばいばあちゃんの口ぐせ本当の幸せは目の前にある(島田洋七著)
<日本文芸社>定価952円+税
目次は次の通りです。
第1章 がばいばあちゃんのユニーク人生学―アホになるほど人生は楽しい
(アホになって生きてみると人生は楽しい/「明るい貧乏」という技術 ほか)
第2章 がばいばあちゃんの幸せの口ぐせ―老いても笑って生きるコツ
(後ろ向きには歩きにくい、それが人生/死はチャンスです ほか)
第3章 がばいばあちゃんのラクになる生き方―人の目なんか気にしない、自分のために生きんしゃい!
(世間に見栄を張っていては生きづらい/人をうらんだり、悪口を言っても何も得しない ほか)
第4章 がばいばあちゃんの笑顔の強さ―幸せはいつも、あなたの目の前にある
(「幸せ」という字は知っていても「苦労」という字は知らん/人生とは思いどおりにいかないものです ほか)
人生について、
仕事について、
お金について、
老いについて…
がばいばあちゃんの
心が軽くなるユニーク人生学です。
がばいばあちゃんシリーズは
いつも心豊かにさせてくれる本です。
スピリチュアルな旅で深い心を導き出す
「内なる神」とつながる方法(ディーパック・チョプラ著)
<講談社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1章 リアルで便利な神
第2章 神秘の中の神秘
第3章 神の七つの段階
第4章 聖人のためのマニュアル
第5章 不思議なパワー
第6章 神と連絡をとる
スピリチュアルの巨人が説く「神」の真実です。
「神とは誰か?」
「神を経験するには?」
「神とつながるには?」等。
究極の神秘を、
科学的な側面とスピリチュアルな側面から解き明かします。
現代をバランスよく生き抜くための方法
右手に「論語」左手に「韓非子」(守屋洋著)
<角川SSC新書>定価740円+税
目次は次の通りです。
第1章 性善説か性悪説か
(性善説は脇が甘くなる/『論語』の人間学/『韓非子』の統治学)
第2章 『論語』の名言
(友を持ちたい/「仁」を身につけたい/重厚な人間でありたい ほか)
第3章 『韓非子』の名言
(権限を手放すな/組織内部にも戦いがある/小さな忠義立てが仇になる ほか)
「人間を信頼してやっていこう」という『論語』。
これに対し「人を動かしているのは、ただ一つ利益である」
と見なした『韓非子』。
これまで日本の社会は、『論語』が説く
「性善説」の側に立って運営されてきました。
『韓非子』が唱える「性悪説」は、
馴染みが薄くあまりの厳しさに目をむく人もいるかもしれません。
しかし社会が激変しているいま、
「日本人も韓非子流を取り入れることが必要だ」
と著者は一石を投じます。
この対照的なふたつの中国古典から
実践的な生き方を学ぶ本です。
ふたりの思想家の名言それぞれ40を厳選してあります。
読者の魂の力に訴える!
ガンディー「知足」の精神(森本達雄著)
<人間と歴史社>定価2,000円+税
目次は次の通りです。
第1章 「非暴力」の道
第2章 真理探究と自己実現
第3章 「知足」の精神
第4章 祈りと宗教
第5章 「国家」の原理
第6章 「戦争」の論理
第7章 「文明」の試金石
第8章 「経済的平等」の実現
第9章 「非暴力」の人生観
第10章 「誠実」を生きる
第11章 「魂」の品位
「足るを知る」―「環境の世紀」を拓く東洋の知恵。
「世界の危機は大量生算への熱狂にある」
「欲望を浄化せよ」
マハートマ・ガンディーが読者の魂の力に訴えます。
だから見た目は侮れない
「しぐさ」を見れば心の9割がわかる!(渋谷昌三著)
<王様文庫>定価533円+税
目次は次の通りです。
1章 心を見抜く心理学―視線、表情…やっぱり隠せないこんな“本音”
(人の心の八割は「目」でわかる!?/ウソつきはいつも“右斜め上”を見ている? ほか)
2章 人に好かれる心理学―人づき合いの上手な人は、この心理に気づいている!
(無意識の手の動きで、うっかり本音がバレる!/大人も子供もリラックスできる“手”の不思議な効果 ほか)
3章 心を動かす心理学―友人、上司とうまくつき合う会話術
(何かに触れられたくないとき、人はよくしゃべる!/口癖でわかる!ひとクセある人とのつき合い方 ほか)
4章 見る目を磨く心理学―「好き」の距離感、「嫌い」の距離感
(なぜ歩き方に“人柄”が表われるの?/いい関係でいられる“ちょうどいい距離”とは? ほか)
5章 自分がわかる心理学―目からウロコ!外見が教えてくれる長所、短所
(人間観察は、まず“足元”から!/着る服を変えると、動きまで変わってしまう!? ほか)
言葉、視線、声、手の動き、座り方、見た目…
ちょっとしたコツがわかれば、
相手の心理を見抜くのはとても簡単なことです。
本音は隠したくても隠せないものなのです。
人望のある人、仕事のできる人、
いい恋をしている人はもう気づいているのです。
“深層心理”を見抜く方法に関する本です。
私たちはどこまで愛せば許されるのか
愛の論理(飯田史彦著)
<PHP研究所>定価1,600円+税
目次は次の通りです。
プロローグ 私は人を愛せない
第1章 「愛」とは何か
第2章 「愛」をめぐる論点
第3章 愛の諸側面
第4章 愛の統合理論
エピローグ 愛に未来はあるか
「愛」とは、いったいどのようなものなのか?
私たちは、どこまで愛せばゆるされるのか?
本書では、誰もが人生において必ずつきあたる「愛」という問題について、
古今東西の先達の論考を検証しながら、
その本質に鋭く迫っていくます。
「男女の愛」から、より広い意味の「人間愛」にいたるまで、
さまざまな角度から深く考察が行われ、
読者の人生観、恋愛観、価値観を
強く揺さぶる、魅力にあふれた人生論です。
生きがい論シリーズで有名な飯田史彦氏の著書ですが
今回の本は結構硬い内容なので、
好き嫌いがはっきりする本だと思います。
韓国の賢者による「短いお話し、長い考え」
おなかがすいたらごはんたべるんだ(イ・ギュギョン著)
<ポプラ社>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
1 一杯のお茶をのむあいまに
(勇気と幸せ/美しさと苦しみと ほか)
2 こころの鍵
(こころ開く朝/鉄とガラス ほか)
3 微笑ましき人生
(夢見る木/悩みの重さ ほか)
4 そう、そうだね
(○の話/金持ちと貧乏人 ほか)
5 世の中は花畑
(ボール/仕事とやり方 ほか)
韓国流日々の哲学。
「あたりまえのこと」がわかるまでに、
人は結構まわり道をするんだね。
東洋哲学に造詣の深い著者による、
人生のスケッチブック絵です。
読んでいるうちに心穏やかになれる本です。
おもしろくて、楽しくて、すずやかに生きるコツ
普通はつらいよ(斎藤一人著)
<マキノ出版>定価1,500円+税
目次は次の通りです。
第1部 普通はつらいよ
(子供のころの話/伊勢神宮に呼ばれて/日本の神様はおおらか/先祖をたどれば神に行き着く/私たちが今、生きていられる理由 ほか
/第2部 普通以上の話
(心や魂は傷つかない/あの世は想い、この世は想いと行動/考え方が現実になる/考え方のフィルムを替えよう/人が人を殺してはいけない理由 ほか)
“普通”にとらわれて心が苦しくなっていませんか?
普通を捨てれば、人生は驚くほど楽しくなります。
著者が初めて語ったスピリチュアル体験です。
ツキを呼び込み、心に朝日が昇って晴れ晴れする本です。
あるがままをあるがままに見ること
七歩あるいて読む仏教(北貢一著)
<リベラルタイム出版社>定価800円+税
目次は次の通りです。
第1章 お釈迦様の教え
(仏教の原点は「現実直視」/一切皆苦/妙法と蓮華/「仏教だけを学ぶな」といったお釈迦様/「祇園精舎」での「教え」/仏教と「怒り」の感情/「四門出遊」と〓(きょう)逸/「女性」と「仏教」)
第2章 仏教行事
(草の心(芯)を持って生きる/福子(福祉)思想から生まれた「福助」/生き方としての「お盆」/「布施」のこころ/「林住期」の生き方)
第3章 仏のこころ
(「仏の智慧」/「塵を払い垢を除かん」/「三帰五戒」/「業」とは何か/「縁起」の教え/「人格」と「業」/「智慧」の教え/最澄が説く「戒」の本質/「般若心経」のエッセンス)
第4章 仏教は日常の中に
(良医のたとえ/理想の「大往生」/日本人は「無宗教」か/「いい加減」の視野/人生という「旅」/日常の中にある「仏教」/「坐禅」の意味l「雨ニモマケズ」の真意)
第5章 世界の中の仏教
(二辺に偏しない/必要な戒律は「五プラス一」/「欲望」との向き合い方/「苦」を乗り越える教え/宗教の共存/「仏教」の基本/「阿弥陀仏」の教え/「ダライ・ラマ」が説く仏教)
仏教は難しいものではありません。
あるがままをあるがままに見ること、
これが一番大切なのです。
あるがままに見られるようになった時、
それが「悟れた」ということなのです。
この本でその内容を垣間見てください。
役立つ初期仏教講和
結局は自分のことを何もしらない(アルボムッレ・スマナサーラ著)
<サンガ>定価680円+税
目次は次の通りです。
序章 「生きるとはなにか」を探しにいきましょう
(どう生きたらよいかという悩み/死後のことまで悩みのリストに ほか)
第1章 生きる苦しみと生きる幸せ
(皆、「私」がいちばん偉いと思う/「私だけが偉い」と思う大失敗 ほか)
第2章 私とはなにか
(同じ感覚が続くと苦しくなる/一つの味だけではおいしくない ほか)
第3章 どう生きるべきか
(苦しみをなくすことを目的に生きる/苦しみをなくす目的は人を成長させる ほか)
私たちが考え悩み続けてきた「どう生きたらよいか」という問題を、
初期仏教は、「私とは何か」を知り尽くすことによって解決します。
「私」がわかれば、「生きること」の真実がみえてくるのです。
こうして導き出される「生きること」の答えは、
「動き」、「知ること」、そして「苦しみ」です。
しかし、苦しみは嫌でしょう?
不幸より幸福がよいでしょう?
だからこそ、生きる目的は「苦しみを乗り越えること」になります。
幸福な人生に不可欠な生きることの根本=お釈迦さまの智慧を解説してくれる本です。
生き方の原点
人は心の中で考えたとおりの人間になる(ジェームズ・アレン著)
<ザンガ>定価680円+税
目次は次の通りです。
思考と人格
思考が境遇におよぼす影響
思考が身体におよぼす影響
思考と目的
成功における思考の要素
夢と理想/平穏
心に何を思い、どのように考えるかによって、人生は決まります。
あなたの人生は、まわりの環境によって左右されていません。
あなたが蒔いた種(思考)によって、その実(環境)が開花します。
つまり、環境はあなたの「考え方」次第で変わるのです。
「思考の法則」をテーマに、
人間の「生き方」の原点のあり方を示した本です。
なんだかほっとする本
どうして君とサヨナラしたんだろ(小藥元 /青野千紘著)
<ピエ・ブックス>定価1,480円+税
新進気鋭のコピーライター小藥元と、
優しくみずみずしい写真が支持を得ている
フォトグラファー青野千紘が織りなす
大事にしたくなる手帳型フォトブックです。
「どうして」という出だしではじまる言葉たちと
切なくノスタルジックな写真と共に掲載してあります。
なんだかほっとする本です。