人文・思想: 2016年9月アーカイブ
「バカの正体」に迫る!
「バカの人」相手に感情的にならない本 [ 和田秀樹(心理・教育評論家) ] 価格:648円(税込、送料無料) (2016/9/19時点) |
頭の良さを追求してきた精神科医でもある著者が、
うのみバカ・実直バカなど8つのバカを医学的根拠を示しながら解説してくれます。
それがどうして起こるのか、どのように直していけばいいのかなどを考え、「バカの正体」に迫る書です。
色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「今有力な学説というのは、現時点で最も妥当と考えられる仮説であっても「正解」ではないはずです。」
なぜ従属国家から抜け出せないのか
戦略的思考の虚妄 [ 東谷暁 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 閉じられた思考の円環
第2章 経済と技術は戦略を超えるのか
第3章 敗戦は「絶対悪」なのか
第4章 地政学から戦略論へ/
第5章 政治が戦略を決める
第6章 グランド・ストラテジーと歴史
第7章 アメリカの戦後と核戦略
8章 中位国の核戦略と日本
第9章 新時代を拓く「RMA」の虚実
第10章 日本にとっての戦略思想
地政学がブームとなっている。八〇年代には戦略論がもてはやされていた。
にもかかわらず、日本人に戦略的思考は身につかず、政府の外交力も向上していない。
一体なぜなのか?
この問いに応えるべく、ベストセラーとなった戦略論を俎上に載せ、その誤謬を明らかにしてゆく書です。
その上で、アメリカ、中国、日本など主要国の戦略を概観し、戦略とは何かを指し示します。
日本を取り巻く現実を踏まえた上で、戦略論の根本を論じた書です。
色々な気与えてくれます。
<印象に残った一文>
「適応は適応能力を締め出す。」
パーソナリティとウェルビーイングの関係
自分の価値を最大にするハーバードの心理学講義 [ ブライアン・R.リトル ] |
目次は次のとおりです。
第1章 あなたを閉じ込めている檻ー“メガネ”を変えて世界を見る
第2章 「自分の性格」を理解するー五つの要素で適性がわかる
第3章 別人を演じるー大切なもののために性格を変えるということ
第4章 「タマネギ」か「アボカド」かー場に合わせるか、信念に従うか
第5章 主体的に人生を生きるー運命はどのくらいコントロールできるのか?
第6章 性格は寿命も左右するーすべてを勝負にする人、しない人
第7章 クリエイティビティは「才能」ではないー独創的な人ほど性格が悪い?
第8章 住んでいる場所が「生活の質」を決めるーSNSで回復する人、疲れる人
第9章 「パーソナル・プロジェクト」を追求するー人生をかけて達成したいことを見直す
第10章 自分を変える挑戦ー幸福な人生を自分でつくる
「本当の自分」にはどんな能力があるんだろう?
ハーバード大学卒業生による投票で3年連続人気教授に選出された著者による、
パーソナリティとウェルビーイングの関係を科学的に解明した最新刊です。
BBC、ニューヨークマガジン、ハフィントンポスト、フォーブス等、各メディアで絶賛された今年もっとも読むべき1冊は、色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「私たちは他者を理解しようとする試みを通して、自分を深く理解することになり、自分を深く理解することによって、世界を違った視点で捉えられるようになり、もっと自分の能力をいかすことができるようになります。」
小さな工夫が生み出す大きな効果
影響力の武器(戦略編) [ スティーブ・J.マーティン ] |
目次は次のとおりです。
納税期限を守ってもらうための簡単な工夫
集団との結びつきを利用したスモール・ビッグ
社会規範の効果的な利用法
わずかな環境の変化がもたらす大きなパワー
名前が生み出す驚くべき効果
共通点を探すことの大きなメリット
「よく知っている人」という思い込み
約束を守ってもらうためのスモール・ビッグ
行動力を倍加させる小さなコミットメント
思わぬ逆効果を防ぐためのひと工夫〔ほか〕
その“ひと工夫”が、状況を劇的に変える。
仕事や日常で使える、53の「スモール・ビッグ」は読者の行動を変えてくれます!
<印象に残った一文>
「情報を伝えるときに、状況設定の仕方やメッセージの組み立て方、タイミングや前後関係を少し工夫すれば相手の受け取り方と反応は劇的に変わるのです。」
何が可笑しいの?
笑いとユーモアの心理学 [ 雨宮俊彦 ] |
目次は次のとおりです。
第1章 笑いとユーモアのとらえ方
第2章 笑う身体を観察する
第3章 可笑しさの系譜を探る
第4章 ユーモア理論を概観する
第5章 感情として笑いとユーモアを位置づける
第6章 笑いとユーモアの効用を探る
私たちは何を可笑しいと感じるのか?
それはなぜなのか?
古典的な知見から最新の研究成果まで。
面白い切り口の本です。
理想の自分を手に入れる「書きだす」習慣
リストマニアになろう! [ ポーラ・リッツォ ] |
目次は次のとおりです。
第1章 さあ、リストで自分の人生を取り戻そう!
第2章 リストの定番!ToDoリストをつくろう
第3章 ToDoリストを使ってビジネスで成功する!
第4章 夢をかなえるためのリストいろいろ
第5章 リストを使えば家庭もうまくいく!
第6章 人づき合いもイベントもリストにお任せ!
第7章 人生をアウトソーシングしよう!
第8章 今すぐ、デジタルで行こう!
巻末付録 あなたにもきっと役立つリスト
ToDoリスト、
良い点・悪い点リスト、
荷造りリスト、
調べものリスト、
死ぬまでにやりたいことリスト、
感謝することリスト…
人生はたった1枚の紙(またはたったひとつのアプリ)で変えられる!
とても簡単に、誰にでも!!
エミー賞受賞のTVプロデューサーが教える、最高の毎日を過ごせるとっておきの方法とは?
色々な気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「ある1周間にリストの全項目をやり遂げたのは、たった11%だった。」
第27回三島由紀夫賞受賞作
自分を好きになる方法 [ 本谷有希子 ] |
16歳のランチ、28歳のプロポーズ前夜、34歳の結婚記念日、47歳のクリスマス、3歳のお昼寝タイム、63歳の何もない一日。
リンデは「お互い心から一緒にいたいと思える相手」を求め続ける。
密やかな孤独と後悔、それでも残るほのかな期待を丁寧に描いて、女性たちの圧倒的な共感を呼んだ第27回三島由紀夫賞受賞作です。
なんとも摩訶不思議な作品です。
<印象に残った一文>
「人は<リンデ>的な時間と<非リンデ>的な時間を積み重ねながら生きていくのだ。」
アイデアを生み出す15の発想法
「0から1」の発想術 [ 大前研一 ] |
目次は次のとおりです。
基礎編 「0から1」を生み出す11の発想法
(SDF/戦略的自由度ー消費者のニーズを正しくとらえるために/アービトラージー情報格差こそビジネスチャンスになる/ニュー・コンビネーションー「組み合わせ」で新たな価値を提案する/固定費に対する貢献ー「稼働率向上」と「付加価値」の両立を/デジタル大陸時代の発想ー高速化した変化のスピードについていく方法/早送りの発送ー「兆し」をキャッチする重要性/空いているものを有効利用する発想ーUber,Airbnbもこの発想から生まれた/中間地点の発想ー「業界のスタンダード」を捨てる/RTOCS/他人の立場に立つ発想ー「もしあなたが○○だったら」が思考を変える/すべてが意味することは何?-発想の飛躍が息の長いビジネスを生む/構想ーあなたには何が見えるか?)
実践編 「新たな市場」を作り出す4つの発想法
(感情移入ーユニ・チャームはなぜ女性に受け入れられたか/どんぶりとセグメンテーションー大ヒットシャンプーの裏にあった考え方/時間軸をずらすー「コスト」がネックになった場合の対処法/横展開ー他の業界にこそ成長のヒントはある)
「15の発想法」を身につければ、新しいビジネスアイデアが次々に湧いてくる!
「無」から「有」を生み出す大前流思考法は
色々なヒントや気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「最初からグローバル化を前提とした企業の仕組みと組織が必要だ。」
アメリカ内戦から世界大改変へ
99%の人類を奴隷にした「闇の支配者」最後の日々 [ ベンジャミン・フルフォード ] |
目次は次のとおりです。
プロローグー人類史上未曾有の経済危機
第1章 分裂する世界ーSMAP分裂騒動の知られざる真実
第2章 「闇の支配者」の正体ー人類の豊かな未来を奪ったハザールマフィア
第3章 低迷する世界経済ー目前に迫る「ドル崩壊」イベント
第4章 DEF包囲網ー国際ハザールマフィアの汚れた錬金術
第5章 パリ、ベルギーの「やらせ」テローハザールマフィア最後のあがき
第6章 安倍「ナチス」政権の実態ー貧困化する日本
エピローグー再編へ向かう世界。米ドルがアメリカのものでなくなる日。
世界の富を独占してきた「闇の支配者」。
その支配体制がいま、終わりを告げようとしている。
「イスラム国」も、ウクライナ動乱もパリとブリュッセルのやらせテロも、その最後のあがきなのだ。
だが、歴史の趨勢はすでに決している。
内戦、分裂、格差の世界から、やがて人類の、新たな黎明が始まるーこれは革命だ!
ハザールマフィアの金融支配がついに崩壊する。
米ドルはすでにアメリカ合衆国のものではない!
今後の潮流を読む上で参考になる書です。
<印象に残った一文>
「移動する遊牧民社会向けにキリスト教をカスタマイズしたのが「イスラム教」であったという。」