人文・思想: 2018年7月アーカイブ
こころと神経の科学
目次は次のとおりです。
第1章 「こころ」という偶然なるもの
第2章 感情と心像、そして意志
第3章 少しだけ神経系の話
第4章 記憶
第5章 こころ・意識・注意
第6章 「わたし」にしか「わたし」に気づけない
第7章 こころは常に揺れている
第8章 知性と霊性
「なんで気づかなかったの?」
「気づいたらやっていた」などなど、
「気づく」という言葉は何気なく使われているが、
実際にはどんな状況で使われているのだろうか?
似た言葉に「意識する」があるが、これだと少し意味がずれる。その違いはなんだろうか?
「気づく」というこころの働きを、それに関連する「意識」「注意」「記憶」などの働きとからめて整理することで、「こころ」の不思議に迫る書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象に残った一文>
<心は不安定な揺れという、過酷な状況の中で、その揺れに合わせて、「今・ここ」という現場(意識)に、感情や心象や思いを立ち上がらせては退場させ、という営みを繰り返しています。>
メンタルトレーナーが明かす人生を劇的に変えるための実践哲学
もくじは次のとおりです。
第1章 「偽りの自分」もトラブルもすべて自分が選んでいる
(あなたはどうしてわざわざその不都合を体験しているのですか?/そもそもあなたは何のために命を使いたいのですか? ほか)
第2章 仕事、友人関係、家庭環境…「偽りの自分」はなぜ生まれるのか?
(トラブルの原因は「偽りの自分」/文化が背景を作り、背景が「遺伝」を創り出す ほか)
第3章 現実をどのように作り上げているのかカギを握る7つの知覚フィルター
(現実をつくる7つの知覚フィルター/フィジカル型/ランゲージ型 ほか)
第4章 「偽りの自分」を捨て去り「本当の自分」を再構築する10のエクササイズ
(物事にはポジティブもネガティブもない/そもそも人類は時間や記憶を持ってはいなかった ほか)
第5章 「本当の自分」を取り戻し、最高の人生を手に入れる(スケジュールに合わせて感情と性格、脳のフィルターを管理する/社会的自我と霊的自我 ほか)
トップ営業マン、経営者、スポーツ選手…
3万8千人以上を変化・変容に導いたメンタルトレーナーが明かす人生を劇的に変えるための実践哲学。
色々なヒントが詰まっています。
<印象残った一文>
「安住こそ大敵」
新しい時代のバイブル
目次は次の通りです。
序章 「素直」であるってどういうこと?
第1章 「素直さ」を発揮していかないと損をする時代
第2章 あなた本来の「素直さ」を取り戻すために
第3章 「素直さ」を持った人ができること、やったこと
第4章 どうしても「素直さ」が身につかないあなたへ
最終章 一人さんから愛のメッセージー心から「素直」になりたいあなたへ
一人さんが成功した、本当の理由ー。
その核心に迫る39の問答集堂々完成!
誰でも楽しく成功できる!
新しい時代のバイブル。
いろいろな気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「時代の変化の波に対しても素直に流されていれば、自然と時代にあった方にちゃんと進んでいくから大丈夫。」
激動する世界と宗教
開会の辞(宗教の正体に迫りたい(松岡正剛)
いま宗教とは(池上彰) ほか)
第1部 対論
(宗教は人を殺す思想とどう対峙するか(池上彰・佐藤優))
第2部 基調報告
(中東の紛争:イスラーム過激派とテロリズムの論点整理(高岡豊)/信仰があってもなくても、人は人を愛し、人は人を殺す(石川明人))
第3部 総合討論
(「宗教と暴力」にどのようにアプローチするか(松岡正剛)
パネルディスカッション
(松岡正剛・池上彰・高岡豊・石川明人・佐藤優))
私たちはいま、どのような時代を生きているのかー。
「宗教は人々の平和のためのものだから暴力とは無縁であるはずだ」
この思い込みが、いかに儚いものかを、世界の歴史や現代のニュースは教えてくれる。
人々は「神」の名の下に殺し合いを続けてきた。
それは、いまも続いている。
宗教と暴力をめぐる問題は、社会と人間の本質を衝くとともに、われわれがふだんは伏せている感情を衝いてくる。
大胆な発想により、宗教が抱え込む暴力の実相を語る。
知の巨人たちと俊英が、宗教と暴力の難問に挑む書です。
目からウロコの情報が満載です。
<印象残った一文>
「自ら信じる宗教に命をかけることができるものは他人の命を奪うハードルが低くなるという傾向がある。」
人づきあいのコツ
目次は次のとおりです
第1章 笑顔が似合う人
第2章 愛情あふれる人
第3章 明日を待つ人
第4章 そっと手を差しのべる人
第5章 何かに夢中になれる人
第6章 人を妬まない人
第7章 安心できる人
第8章 晴ればれと生きる人
人を元気にする人はいつも心が笑顔の人だ。
人づきあいのコツを伝授してくれます!
<印象に残った一文>
「人は人、自分は自分」
頭の中の整理法からアイデアの作り方
目次は次のとおりです。
第1章 「自分の頭で考える」ために知っておきたいことー「新しいこと」を考え出す思考法
(「いいアイデア」はどこからやってくるのか/「考えること」は、自分自身が「変わること」 ほか)
第2章 「デタラメな論理」はどう見抜く?-論理的に考える「思考のプロセス」
("全体の流れ"から、"次"を見通すには?/実は誰もが、「三段論法」で未来を読んでいる ほか)
第3章 より深く・自由に考えるには「技術」が必要ーすべての「考え」は「言葉」から生まれる
("正しく"考えることは、誰にもできない!?/「思考中の脳」をのぞいてみると ほか)
第4章 「思考のカベ」を破る法ー考えにいきづまったとき、どうするか?
(「思考を整理する」効果的な方法/「本を読むとアタマがよくなる」は本当です ほか)
考えるってこんなに楽しい!
ややこしいことでも、易しくわかる。
説明できる。
上手に考えるためのヒントが満載です。
色々なヒントが詰まっています。
<印象残った一文>
「考える事柄を、事実だけに絞ればいい。」
いつまでも健やかでいたいあなたに、覚えておいてほしいこと
目次は次のとおりです。
第1章 「ほんのひと手間」の魔法
(面倒なことも、あなたの人生の大切な断片です/手間がかかることほど、やりがいがある ほか)
第2章 ゆるやかな人間関係は、人生の宝物
(人間関係は、もっとなめらかにできる/「ありがとう」を期待しない ほか)
第3章 年齢を重ねながらゆっくり考えたこと
(年齢を重ねるほど、ユーモアを大切にする/一日に何度か空を眺める ほか)
第4章 生きる力をくれる、ささやかなもの
(天気の悪い日ほど、微笑んでみる/明るい色から力をもらう ほか)
第5章 からだと心の声にゆっくり耳を傾ける
(からだと話をしていますか?/からだはこまめに使う ほか)
元気で長生きしたいなら、からだの声に耳を傾けましょう。
101年の人生に裏付けられた、長寿の秘訣。
ベストセラー『こころの匙加減』の著者がおくる今日から実践できる生活習慣と心がけは、色々なヒントが詰まっています。
<印象残った一文>
「面倒なことも、あなたの人生の大切な断片です。」
現代の羅針盤となる150冊
目次は次のとおりです。
第1章 子どもの頃に読んだのは
(小学校六年生のときの本棚を再現しようと試みる/学習塾のセンセイの誘いで本の世界へ ほか)
第2章 論壇からエロスも官能も消えた
(ポストモダンが奪ったもの/大胆に伏せて、開ける ほか)
第3章 ナショナリズム、アナーキズム、神道、仏教…
(読書には見取図が必要だ/ユニテリアンの影響といじけたキリスト者 ほか)
第4章 民族と国家と資本主義
(ヒトラーが生まれてニーチェが活躍する/フランクフルト学派のアメリカ批判の意義 ほか)
第5章 ラッセル、養老孟司、弘兼憲史
(学問の普及に不可欠な「通俗化」/ソ連からロシアに受け継がれた、質の高い通俗化の技術 ほか)
松岡氏、佐藤氏、初の対論集!
既存の価値観がすべて費えた混沌の時代に、助けになるのは「読む力」だと二人は言う。
「実は、高校時代は文芸部でした」という佐藤氏の打ち明け話にはじまり、
サルトル、デリダ、南原繁、矢内原忠雄、石原莞爾、山本七平、弘兼憲史まで。
混迷深まるこんな時代にこそ、読むべき150冊を提示
してくれます。
現代を生き抜くための羅針盤はいろいろな気づきを与えてくれます。
<印象残った一文>
「言語コミュニケーションにおいては、読む・聞く・話す・書くという4つの力が要求される。」
身軽に心豊かに生きるヒント
目次は次のとおりです。
第1章 人生後半の幸せは「ひとり力」が左右する
第2章 「孤独」を味方につけて楽しむ
第3章 「ひとり力」を支える家事力
第4章 一人になったときの「お金力」
第5章 一人時間を充実させるヒント
第6章 配偶者の死との向き合い方、一人で死ぬ心得/第7章 身辺を整理して身軽に生きよう
老後最大の問題は、お金でも健康でもなく「孤独」です。
その対応策として「ひとり力」を身につけ、
身軽に心豊かに生きるヒントを提案する書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。
<印象残った一文>
「家族は1つ、家族は理解し合える、家族は協力し合う。これらは幻想だと理解することです。」
雰囲気に負けない働き方
目次は次の通りです。
第1章 「正規」の曖昧
第2章 大切なのは契約期間
第3章 多様化する契約
第4章 有期契約の現在と未来
第5章 契約期間の不明
第6章 期間不明のさらなる考察
第7章 変わりゆく契約
結章 契約から考える雇用の未来
雇用契約の終了を突如提示されたり、事情が飲み込めないまま給与額が減ってしまったり。
会社を信頼していればOKという時代は終わり、いまや正社員であれ非正社員であれ、自分の身を守るために、雇用は契約という原点を踏まえる必要があります。
契約期間を軸に、多様化が進む21世紀日本の雇用の現実を見据え、誰もが納得できる職業人生を歩んでゆくための、望ましい雇用社会のあり方を提言。
悔いなき職業人生を送る上でヒントに満ちた一書です。
いろいろな気づきを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「不利な条件で働くことの多い契約社員こそ、契約意識を持つことが自身の状況を改善することにつながります。」