人文・思想: 2019年9月アーカイブ
同調圧力から自由になれるヒントが見つかる
目次は次の通りです。
第一章 記者の同調圧力 望月衣塑子
1 質問を妨げられる記者会見
国会でのレッテル貼り
申し入れ書という名の締め出し
2 記者と同調圧力
抜くか抜かれるか
削られた8行
君らの背後にいる国民に向けてオレは話しているんだ
ジャパンタイムズの変節
3 同調圧力に屈しない人々
真冬の撮影
映像の強さ
伊藤詩織さんとの再会
第二章 組織と教育現場の同調圧力 前川喜平
1 何もしないという同調圧力
遅れず、休まず、働かず
外国人のための日本語教育政策の振り揉め
省庁としてのワンボイス
2 道徳教育が生み出す同調圧力
前任者から引き継ぐ時限爆弾
面従腹背に徹し切れなかったとき
道徳の教科化への憂慮
同調圧力を教える教材
3 真に自由な人間に同調圧力は無力だ
新自由主義はなぜ排外主義に向かうのか
答えは自分で見つけるしかないと悟った高校時代
多感な10代の自問自答が自分のなかの座標軸をつくる
第三章 メディアの同調圧力 マーティン・ファクラー
1 アメリカの報道はスクープ報道から調査報道へ
戦争を招いてしまった大誤報
なぜ特ダネをもらえたのかを考える
2 日本メディアに危機感がない理由
オバマ大統領の圧力
日本の新聞社は不動産業だ
Iを主語にした新聞記事
3 信頼できるメディアが道しるべに
記者クラブというカルテル制度
談合的に生み出される記事
朝日新聞の残念な撤退
心地いいポチに戻る
巻末付録 座談会 同調圧力から抜け出すには
薄れてしまった記者たちの危機感
日本の報道は天国?
個人ネタをリークする機関とは
人事の前で口を閉ざさざるを得ない
菅官房長官が一元管理する役人の人事
究極のKY力
自由なはずの現代社会で、発言がはばかられるのはなぜなのか。
重苦しい空気から軽やかに飛び出した著者たち。
社会や組織、友人関係など、さまざまなところを覆う同調圧力から自由になれるヒントが見つかる書です。
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「僕にとって自由とは、心を縛られないことだ。」
22歳からの社会人になる教室2
目次は次の通りです。
第1章 悩みに関する基本事項
第2章 悩みを分析する基礎技術
第3章 悩みの習慣を早期に断つ方法
第4章 平和と幸福をもたらす精神状態を養う方法
第5章 悩みを完全に克服する方法
第6章 批判を気にしない方法
第7章 疲労と悩みを予防し心身を充実させる方法
日本で300万部突破の世界的ベストセラー『道は開ける』を、齋藤孝が現代の若者へ向けて読み解く書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「言葉は思考を変えていく」
お金や人脈、学歴はいらない!
目次は次の通りです。
第1章 情報は「狩り」にいけ!-浴び続ける情報収集術
(情報は、「狩り」にいくもの/シャワーのように情報を浴びろ ほか)
第2章 情報を所持することは、未来を見抜くことだー思考停止するな、考えながら動け
(情弱がバカと貧困の温床/お金なんて、信用のバロメーターにすぎない ほか)
第3章 誰でも技術を簡単に学べる時代ー情報の価値をどう高めるか
(技術は、もはやただの情報/価値を高めるには、ストーリーを潜ませろ ほか)
第4章 アウトプットするから情報が価値を持つー「見切り発車」がすべての質を上げる
(アウトプットを試みることが、天職との出会いになる/情報を行動に変えてこそ、アウトプットは完成する ほか)
第5章 おかしな情報はスルーするー「常識という嘘」に毒されるな
(講演会、セミナーに行く人、就活する人は「常識という嘘」に毒されている/ご立派な媒体のエラい人の記事にも、おかしな情報は多い ほか)
情報を所持することは、未来を見抜くこと。
未来がわかれば、あらゆる不安は消え去る。
「今の『常識』はフィクションでしかない」
「『思い込みの罠』にはまってはいけない」。
あらゆる嘘に振り回されず、今に集中し自由な人生を選択していくためのアウトプット&インプット術。
「情報弱者」に陥らず、人生の恐怖と不安から脱していく、情報を武器にする全方法を一挙公開。
人生を変えるノート術
目次は次の通りです。
1 バレットジャーナルの始め方ー自分を整理し人生を変える
(はじめにー自分らしく生きるための最強のノート術/本当に意味のあることに集中する ほか)
2 バレットジャーナルのつくり方ー自分を深く知り、大切なことに気づくシステム
(用途に合わせて柔軟に変えられるシステム/ラピッドロギングー効率よく思考を整理する技術 ほか)
3 バレットジャーナルの使い方ーよりよく生きるための実践法
(1冊のノートで行動に移すー思考の整理から実行へ/自分を肯定する力ー恐怖という壁を乗り越える ほか)
4 自分に合わせて使いこなすー個性や用途に合わせたカスタマイズ術
(あなたの要望に合わせて使い方は進化する/カスタムコレクションのつくり方ーあなたの課題を解決する記録法 ほか)
5 おわりにー人生を変える自己発見の旅へ
(バレットジャーナルの正しい使い方ー自分を探求する旅のために/おわりにー人生を変える力は自分のなかにある)
思考、情報、タスク、時間、習慣、目標ー箇条書きを使えば、まわりに振り回されず主体的に「自分」のすべてを整理・管理できる!
世界最強の自分整理術初めての公式ガイド。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「自分に欠けているものを外部に求めれば求めるほど、自分自身を見失ってしまう。心を開き、自由に考えられれば、本来持っているおのれの力を発揮し、結局は責務も果たすことができる。」
未来のエリートとの対話
目次は次の通りです。
1 ファシズムは僕らの周りにある 2016年4月5日
(「半年後の国際情勢をズバリ予測します」と言っている人がいるとしたら、それは大ウソつきか、まるで分かっていないかのどちらかです。/共産主義と違って、ファシズムはまだ潜在力を使い切っていない。/今は入学歴プラス大学で何をやったのかが問われる、真の学歴社会が到来している。/人生の価値観を高収入に置く場合、儲ける方法はたった一つしか無い。それは企業を興して、他人の労働を搾取することです。/みなさんが大学に入って学ぶ際にも、平和学の仮面をかぶった安全保障問題や軍事問題があることを覚えておいてください。)
2 モラルとモラールを持って生きよ 2017年4月4日
(計算能力と識字率の高さが産業社会の特徴であり、産業を維持するために必要なインフラなんです。/日本における天皇制と似ているのが、イスラム社会におけるイスラム教です。/沖縄問題の一番のボタンの掛け違いは、中央政府の目には、自分たちの味方が敵に見えていることだ。/北朝鮮には世論がない。韓国には世論がある。/言っておくけれど、受験勉強を決してバカにしてはいけない。)
3 AIと正しく付き合うために 2018年4月5日
(君たちは「常識」に疑問を持たねばならない。/森友問題は、能力がなくてやる気のある政治家と、能力があって倫理観の欠如した官僚によって起きた案件なんだ。/外務官僚はいま、安倍内閣のために一生懸命仕事をしないんだよ。/受験勉強は総合マネジメント能力の勝負だから、君たちは十代の時点で社会の上層部に残ることがほぼ確定しています。/この国では天皇の名の下にさまざまなものが結び付くのが特徴です。/懸命に這い上がってくる人たちの気持ちを理解するには、ぜひ小説を読んでください。)
怖いもの知らずの高校生、佐藤優に体当たり!
「知」を追求する者同士の世代を超えた真剣勝負。
世界の行方も日本の未来も、決めるのは僕たちだ!
世界的に広がる格差をなくすには?
資本主義の終焉はいつ訪れる?
後悔しない大学の選び方は?
社会のリーダーに必要な教養とは?
切実でイキのいい問いを遠慮会釈なくぶつける高校生たちに、自らの知識と経験を惜しみなく語り伝える名講義完全採録。
いろいろな気付きを与えてくれます。
よみもの.comでの好評連載がついに書籍化!
目次は次の通りです。
第一回 はじめに
第二回 自信、そして「勘違いブス」について
第三回 自信を持たない自由もあるし、持つ自由もある
第四回 差別語と文脈の関係
第五回 恋愛
第六回 「容貌障害」についてなど
第七回 結婚、それとトロフィーワイフのことなど
第八回 『源氏物語』の末摘花のこと
第九回 『シラノ・ド・ベルジュラック』における友情
第十回 アイドル総選挙
第十一回 自信を持つには
第十二回 他人に努力を強要していいのか?
第十三回 自虐のつもりはない
第十四回 骨や死に顔を見るな
第十五回 ノンバイナリージェンダー
第十六回 差別と区別
第十七回 新聞様(一) 被害者の顔写真をなぜ載せるのか?
第十八回 新聞様(二) 「右」とか「左」とか
第十九回 新聞様(三) カテゴライズ
第二十回 新聞様(四) くだらない話
ブス本人は変わらなくていい!
社会が変わる!
容姿差別は、気にする方が「気にしないように」と考えや容姿を変えるのではなく、加害者の方が変わる方がいいんじゃないかな。
被差別者が変わるんじゃなく、社会が変わった方がいいんじゃないかな?
性別とは? 差別とは? 社会とは?
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「私が社会を変える」
いい加減に人生を全うする「自分らしい」生き方
目次は次の通りです。
「歳をとる」のは誰もが初めて。
-まえがきにかえて
1章 日々のこと。暮らしのこと。
2章 山のこと。自然のこと。
3章 芝居のこと。仕事のこと。
4章 歳をとること。生きること。
小さなところで、幸せに、楽しく。-あとがきにかえて
日々のこと。仕事のこと。そして、生きること。
輝き続ける名女優が綴る、どんな時も、豊かに、いい加減に人生を全うする「自分らしい」生き方。
心穏やかになれる本です。
僕と豊島昭彦君の44年
目次は次の通りです。
第1章 友情(フィリア)
1 豊島昭彦君
2 突然の告知
第2章 礎の時代
3 少年時代
4 浦高生
5 大学生
第3章 疾風怒涛
6 日本債券信用銀行
7 経営破綻
8 再出発
9 堪忍袋
第4章 灯火
10 転職はしたけれど
11 挫けない人
「豊島、一緒に本を作ろう。
君の体験という財産を、後の人たちのために遺すんだ」会社の破綻、理不尽な上司、リストラや出世、転職、家族、友人、病...。
人生とは何か。余命を意識したとき、人は何を思うのかー前代未聞の緊急出版プロジェクトが始まった。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「親友とは付き合った時間よりも、相互理解の深さで測れるものだ。」
~大人の男の遊び方2~
目次は次の通りです。
思えば遠くに来たものだ
第1章 自分が何者かを知る旅
(旅とは何か?/旅で何を持ち帰るか ほか)
第2章 大人の作法
(大人の男のお洒落/大人の男のお洒落2 ほか)
第3章 素晴らしい人との出逢い
(出逢いとは何じゃい!/スターの引き際 ほか)
第4章 作家の日常
(年明けの教訓/読書の秋は自己嫌悪 ほか)
当代屈指の人気作家にして、「大人の流儀」シリーズが国民的なベストセラーになっている著者の「生き方の指南書」第二弾。
今回は服装や手紙の作法から旅に出ることの意義、松井秀喜、宮里藍などのアスリートから松任谷由実などアーティストとの交友まで幅広く綴る。
「実りある人生を生きる」ための必読書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「若い時に受ける理不尽は、お金を払ってでも体験すべきである。」
ビジネスマンの父が我が子のために書きためた「働くことの本質」
自分の強みをどう知るか。自分の弱さとどう向き合うのか。USJ復活の立役者が、「自分をマーケティングする方法」を教える。
キャリアに悩むすべての人に役立つ本質的ノウハウが満載です。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「スキル(職能)こそが、相対的に最も維持可能な個人財産」
人間にポジティブな活動を促す大きな力
目次は次の通りです。
第1章 「カッコいい」という日本語
第2章 趣味は人それぞれか?
第3章 「しびれる」という体感
第4章 「カッコ悪い」ことの不安
第5章 表面的か、実質的か
第6章 アトランティック・クロッシング!
第7章 ダンディズム
第8章 「キリストに倣いて」以降
第9章 それは「男の美学」なのか?
第10章 「カッコいい」のこれから
「カッコいい」を考えることは、いかに生きるべきかを考えることだ!
「カッコいい」は、民主主義と資本主義とが組み合わされた世界で、動員と消費に巨大な力を発揮してきた。
「カッコいい」とは何かがわからなければ、20世紀後半の文化現象を理解することは出来ない。
それは、人間にポジティブな活動を促す大きな力!
面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「「カッコイイ」には、人間にポジティブな活動を促す大きな力がある。人と人とを結びつけ、新しい価値を創造し、社会を更新する。」
人生を最適化する究極の思考法
目次は次の通りです。
序章 なぜ「超コントロール思考」が必要なのか
第1章 仕事をコントロールする
第2章 お金をコントロールする
第3章 健康をコントロールする
第4章 人間関係をコントロールする
第5章 家事をコントロールする
第6章 娯楽をコントロールする
人生を最適化する究極の思考法。
超コントロール思考とは「お金と時間を効率的に使いながら自分のイメージ通りに人生を動かすスキル」です。
自分のできることがどんどん広がる→ストレスがなくなる→毎日が大満足。
だから、「超コントローラー」の人生は最高に楽しい!
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「「コントロールする」ということは、「受身的に生きるのではなく、自分が主役となって主役的に生き、そして、環境や周りに働きかける」」