人文・思想: 2020年6月アーカイブ
105歳どうしても遺したかった言葉
目次は次の通りです。
第1章 死は命の終わりではない
第2章 愛すること
第3章 ゆるすことは難しい
第4章 大切なことはすぐにはわからない
第5章 未知なる自分との出会い
「人間は弱い。死ぬのは僕もこわいです。」
105歳の医師、日野原重明氏が、死の直前まで語った、希望と感謝の対話20時間越。
最後の力を振り絞り伝えたかった言葉とは。生涯現役、渾身最期の一冊は、いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「無理をしない、「あるがまま」でいる。」
知的刺激に満ちた「思考シリーズ」新書の第2弾。
目次は次の通りです。
第1章 イノベーションの技法ーThink Different
第2章 考えるとは何か?(安宅和人×石川善樹)
第3章 バイアスを壊せば、イノベーションは一発で生まれる(濱口秀司×石川善樹)
第4章 出口の思考力(大嶋光昭×石川善樹)
第5章 基礎研究、社会実装、倫理(小泉英明×石川善樹)
第6章 人生は私に何をしてほしい?(篠田真貴子×石川善樹)
前著『問い続ける力』は、「考える」ためには「問う」ことが不可欠だという一冊だったが、この本ではいよいよ「考える」ことそのものを追求していきます。
まずは著者自身が目標とする「創造性のスタイル」を明らかにする。
さらに、安宅和人、濱口秀司、大嶋光昭、小泉英明、篠田真貴子との対談を通して、「考え続ける賢人」たちの頭の中を見せてもらう。
いろいろなヒントが詰まっています。
<印象に残った一文>
「みんなが固まっているところから距離をとる。」
「気くばり」の原点について語る
この世に弱者は存在しないのです。
愛と感動を与えあう気くばりがあれば、人は誰でも人なのです。
「気くばりのすすめ」(正・続)から40年。91歳となった著者が、「気くばり」の原点について語る書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「人は生まれ故郷とお母さんを大切にして生きていけばいいのだ。」
"神"の人類史を解明する書
目次は次の通りです。
"神"の似姿を求めて
第1部 伏在する魂
(エデンの園のアダムとイヴ/獣たちの王/樹幹に見える顔)
第2部 人格化された"神"
(狩猟民から農耕民へ/高位の神々/神々の中の最高神)
第3部 "神"とは何か?
(一神教の"神"/三位一体の"神"/すべてに遍在する"神")/万物の創造を司る「一なるもの」
はじまりは4万年前、太古のサピエンスが洞窟の奥深くに残した壁画。
それはなぜ今あるような"神"になったのか。
ネアンデルタールの祭壇、初期サピエンスの壁画、メソポタミアでの文字の発明。
エジプトとギリシャの神々を経て、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教へー。
膨大な文献資料の分析から、キリスト教以前のユダヤ教やイスラム教までも取り込み、"神"の人類史を解明する書です。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「人間の脳は(神)を人格化せずにはいられない。」
成功のルールブック
目次は次の通りです。
はじめに 自制心と成功の関係
1 まずは問題を認識しよう(なぜ人は未来の価値を低く見積もるのか/意志の力が失敗を呼ぶわけ)
2 感情の道具箱(感謝は過去ではなく、未来のもの/思いやりが内面の力や平和を築く/誇りと忍耐)
3 広がっていく感情の力(社交的であることが成功を呼ぶ/外へのひろがりー手を高く掲げると、伸びていく/個から集団へー社会的成功を促す)
さいごに 感情こそ人間の大いなる武器
個人の目標達成から、チームのパフォーマンス向上、子育て・教育まで、成功の鍵は意志の力ではなく、一見当たり前の3つの感情にあった。
気鋭の心理学者がいま、「成功のルールブック」を刷新する!
目から鱗の情報が満載です。
<印象に残った一文>
「特定の感情を無視したり抑えたりするのではなく、それをうまく利用することが長期的な目標を実現する上でより良い道を開いてくれる」