文学・評論: 2008年4月アーカイブ
数学を楽しむ
5分でたのしむ数学50話(エハルト・ベーレンツ著)
<岩波書店>定価2,200円+税
目次は次の通りです。
1 いろいろな数の世界
(魅惑の数学―整数/πの不思議 ほか)
2 不思議な数―ゼロと素数
(不当に低く見られている数―ゼロ/目もくらむ巨大素数 ほか)
3 図形を計る・数える
(五次元のケーキ/天才にどうアプローチするか ほか)
4 世の中は確率で満ちている
(偶然は出しぬけない/誕生日のパラドックス ほか)
5 考える力と数の論理
(自分のヒゲをそる村の床屋/入場料を払わなかったのは誰か? ほか)
通勤・通学、あるいは茶の間で、
5分間だけちょっと数学についていっしょに考えてみませんか。
そんな趣向でドイツの全国紙としては初めて
100回にわたって連載された好評の新聞コラムの中から
選りすぐりの50話を収録。
聖書に書き込まれた円周率の話、
想像力を超える巨大数、
もっとも美しい公式、
自分の並んだ列がいつもいちばん遅い
と感じられるほんとうの理由は何かなど。
楽しく読めて少し幸福な気分にさせてくれる本です。
惑星ニビルから飛来せし神々の記録
「地球の主」エンキの失われた聖書(ゼカリア・シッチン著)
<徳間書店>定価2,000円+税
目次は次の通りです。
序文 時の流れは、明らかにシッチン説に味方している!
前置き 太陽系第12惑星の「宇宙からの神々」はなぜ地球で人類を創成したのか
証言 これは「宇宙からの神々」の地球指導神エンキによる口述筆記録である
エンキ神の御言葉 14のタブレットから成る「宇宙人から地球人類に遺された聖書」
第1のタブレット 第12惑星ニビルでの南北覇権争い―核戦争の勃発
第2のタブレット 黄金の惑星地球への着陸―太陽系地球誕生の叙事詩
第3のタブレット 惑星地球への調査団派遣―地球植民地化計画
第4のタブレット 惑星地球での鉱物資源確保―地球支配神の誕生
第5のタブレット 宇宙空港の本格的建設―宇宙の神々の反乱
第6のタブレット 遺伝子工学による奴隷人類の創造―原始的労働者の生産
第7のタブレット 第12惑星ニビルの接近―エンキとの自然受精による地球人類誕生
第8のタブレット 惑星ニビルへの人類初の宇宙旅行―“農耕・牧羊”文明の始まり
第9のタブレット 地球人類の増殖、旱魃、疫病―迫り来る大洪水
第10のタブレット 実録“大洪水の天変地異”―ノアの箱舟の超真実
第11のタブレット 宇宙の神々を二分する古代地球大戦争―終戦協定の行方
第12のタブレット 宇宙の神々の一聖域―人類に与えられた三代文明の地域
第13のタブレット 地球最初の古代核戦争―繰り返された覇権争い
第14のタブレット 新たな最高権力神の誕生―地球人類へ遺された予言
シッチン説の惑星ニビルこそ、NASAが発見し、
隠し続ける惑星Xである。
人類が作り出される以前の地球で、
何が起こっていたのか?
未公開のシュメール古文献に記された真実とは?
この巨大な欠落部分を神々
(惑星ニビルからやってきた宇宙人アヌンナキ)の一人、
エンキの視点から描き出した驚嘆すべき書です。
摩訶不思議な内容ですが、
とっても興味深い内容です。
ゲーテの知の旅をたどる
ゲーテ「イタリア紀行」を旅する(牧野宣彦著)
<集英社新書>定価1,200円+税
目次は次の通りです。
第1章 イタリア出発までのゲーテ
第2章 ブレンナー峠からヴェローナまで
第3章 ヴェローナからヴェネツィアへ
第4章 ヴェネツィア
第5章 ヴェネツィアからローマまで
第6章 第1次ローマ滞在
第7章 ローマからナポリへ
第8章 ナポリからシチリアへ
第9章 第2次ローマ滞在
ゲーテには、文豪という顔のほかに
ワイマール公国の顧問官という政治家の顔もあったのです。
7歳年上の人妻、シュタインとのかなわぬ恋に疲れたゲーテは、
遁走するようにイタリアへの旅に出ます。
しかしイタリアは、
ゲーテにとって若い日から夢見た憧れの「都」でもあったのです。
北イタリアの諸都市からローマ、ナポリ、シチリアへとつづく旅は、
好奇心に満ち満ちています。
そしてゲーテは、その1年10ヶ月におよぶ旅を、
克明な日記に書き残したのです。
文豪の「知の旅」を辿り、
それを体感する本です。
本当の幸せとは何か?
ハンサムスーツ(鈴木おさむ著)
<集英社>定価1,000円+税
ブサイクなゆえにモテない人生を歩んできた
定食屋の主人・琢郎が偶然出合ったハンサムスーツ。
これを着て、ハンサムに変身した琢郎は束の間のモテ人生を体験しますが、
ハンサムがもたらしてくる幸せ(もどき)に疑問を感じ始めます。
ベストセラーエッセイ『ブスの瞳に恋してる』
の著者である人気放送作家・鈴木おさむ、待望の初小説です。
本当の幸せとは何か?
という究極のテーマを笑いと涙でエンターテインメントした
恥ずかしいくらいにロマンティックな
胸キュン・ラブ・ファンタジーです
奇想天外なストーリーは読む者を引きつけ
本当に大事なことを感じさせてくれる本です。
ティラノサウルスが知った本当の愛とは?
ぼくにもそのあいをください(安西達也著)
<ポプラ社>定価1,200円+税
乱暴者でおそろしいティラノサウルスがいました。
トリケラトプスのこどもたちに出会って
学んだものな何か?
生きることの喜びを問いかける感動作品です。
絵本といって馬鹿にしない下さい!
私は読み終わった後に涙してしまいました。
本当に大切なものを教えてくれる絵本です!!