文学・評論: 2008年8月アーカイブ

物事の横顔を見つめてみる

ニッポンの横顔(大石靜著)
<中央公論新社>定価1,500円+税

目次は次の通りです。


1 世相の横顔(見限る時間/女心三十年 ほか)
2 ドラマの横顔(三英傑のキャラクター/役者・三谷幸喜 ほか)
3 表現の横顔(中野先生/南北は凄い! ほか)

4 街の横顔(下町の山の手―御茶ノ水/夢の舞台―後楽園ホール ほか)
5 しあわせの横顔(消えた写真/恋はおちるもの ほか)


真実は正面だけではわからりません。
モノゴトの横顔を見つめてみましょう。


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本当の幸せがみつかる1冊

幸福の迷宮(アレックス・ロビラ著)
<ゴマブックス>定価1,200円+税

目次は次の通りです。


嘆きの森
迷宮の壁
真実の口

愛の銀行
夢なしの宿
迷宮カフェ

ある宇宙飛行士のこと
混乱の井戸

ピグミーの洞窟
畝の男〔ほか〕

幸福の迷宮―ここは、人生の意味を見失った者の来るところ。
迷える心が答を求めにやってくる、人の心の中の迷宮。

あなたの心は、迷宮に迷い込んでいませんか?

75カ国以上で出版され、日本でも170万部突破!
世界的ベストセラー「Good Luck」のアレックス・ロビラの最高傑作です。


読んでいるうちに、物語の中に引き込まれてしまい
心の底から涙があふれ本当の幸せがみつかる1冊です。

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関根の法則

バカポジティブ(関根勤著)
<マガジンハウス>定価1,200円+税

目次は次の通りです。


1 関根のココロ―人生は勝ち負けじゃない
(断ち切ろう、不愉快の輪!/偉いも偉くないもない/「ほう」取りキャンペーン、やってます/ネガティブ思考は、罰金100円/人生はコンビネーション ほか)

2 関根のホンネ―視点を変えてこんにちは
(人間関係の基本はあいさつです/父のひたむきな背中は、子どもの不良化を食い止める/苦境時代に学んだこと/丸裸になって勝負に出よう/大家族の母の妊娠はすごい ほか)


肩の力が抜けて、自分にも他人にも優しくなれる
「撫で肩関根」の法則を52歳、男関根氏が語ります。

著者の信念を語る本です。
個人的には読んでいてとっても好感が持てます。

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「大国」中国の本質

愚か者、中国をゆく(星野博美著)
<光文社新書>定価880円+税

目次は次の通りです。


第1章 香港
第2章 広州
第3章 西安から蘭州へ
第4章 嘉峪関まで

第5章 シルクロード
第6章 ウイグル
第7章 旅の終わり
第8章 それから

交換留学生として香港に渡った著者は、
1987年、アメリカの友人、マイケルと中国旅行に出ます。

中国社会が大きな転換期を迎えたこの時期に、
何を感じ、何を見たのか。

「大国」の本質を鋭くとらえた貴重な記録です。

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成熟した日本社会を目指す

あなたの隣の<モンスター>(齋藤孝著)
<NHK出版>定価660円+税

目次は次の通りです。


プロローグ 「モンスター化」する日本社会
1章 あなたの隣に潜む「モンスター」
2章 キレる大人たちはどこから来たのか

3章 日本人の美徳はどこへ消えたのか
4章 社会の変容が人を追い込んでいく

5章 「KY」の圧力が生んだ「モンスター」
6章 「日本人気質」再興への道


いきなり怒鳴る、殴る、蹴る…

こうしたキレる大人の増加は、日本社会のモンスター化の始まりに過ぎません。

ちょっとしたストレスで簡単に現れる、一人一人の心の中に潜むモンスター。

日本社会は、どこへ向かおうとしているのか。

硬くなった日本人の心を解きほぐし、
成熟した日本社会を目指す本です。


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惑乱の魔女

神父と悪魔(志麻友紀著)
<エンターブレイン>定価540円+税

魔界裁判の結果が出るまで居候することになったサーシャに、
とある理由で天界にいられなくなってしまったオフィエルも加わり、
もはや神父館は人外魔境同然?

団欒の時間も大騒ぎのヴェドリックたちを
水晶球から羨ましそうに見ていた大魔女・アスタロッテは、
自分の元におびき寄せた彼らに、
身体が女になってしまう魔法をかけます。

夜明け前に彼女を捕まえなければ、魔法は解けないまま。

神父と悪魔と…なぜかメイド姿の仲間たち?

変幻自在の不思議な屋敷で、
世紀の追いかけっこが始まります。


タイトル惹かれて手に取りましたが
なんとも摩訶不思議な物語でした。(苦笑)

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警察と検察の実情

その男、保釈金三億円也(宮崎学著)
<扶桑社>定価1,600円+税

2005年、当時、リフォーム詐欺事件が大いにマスコミを賑わせていた。

愛知県警でも同種の事犯を組織犯罪処罰法で摘発し警察庁通達への成果を目論み、
あるリフォーム業者の内偵を開始した。

ターゲットとなったのは、かつて暴走族に在籍した過去を持ちながら、
愛知県内三年連続長者番付1位となった経営コンサルタント・浅岡裕二。

専門域外の暴力団対策課はロクな裏取り捜査も行わないまま、
単に「元不良」の大金持という理由から、
浅岡がコンサルティングするSA住建を暴力団のフロント企業と断定、
複数の関係者の逮捕に踏み切ってしまう。

だが関係者の詐欺容疑は次々と暗礁に乗り上げた…。

容疑者、警察、検察、がそれぞれの思惑から死闘を繰り広げた結果、
警察不祥事までもが公判で明らかになってゆく。

日本の警察や司法は、どれほどの構造疲労を起こしているのか?
著者・宮崎学、監修・田中森一という豪華コンビが、
司法警察の実態を世に問う書です。


かなりえげつない描写が満載ですが、警察と検察の内情がよくわかる本です。

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わが芸能秘録50

人と会うは幸せ!(嶋田親一著)
<清流出版>定価1,800円+税

目次は次の通りです。


1 俳優編(愛川欽也/旭輝子/有島一郎 ほか)
2 作家・脚本家編(阿木翁助/池波正太郎/井上ひさし ほか)
3 別格編(王貞治/岡本喜八/加東康一 ほか)


美空ひばり、石原裕次郎、池波正太郎、古賀政男等々。

エーッ、あの有名人にこんな一面があったの!?
知られざる芸界制作秘話が満載で楽しめます。

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官僚体質を斬る

バカと東大は使いよう(伊東乾著)
<朝日新聞出版>定価740円+税

目次は次の通りです。

第1章 先生なにやったら優くれんの?―過剰適応で壊れる学生たち
第2章 文系と理系の起源―官学は富国強兵の士官学校
第3章 タコもイカもナメクジではない―ディシプリン不在で崩壊する学力
第4章 坊っちゃんはどこへ行った?―漱石がつけたココロのけじめ

第5章 お上の学とカミの学―自律なき自由の必然的崩壊
第6章 安田講堂の遺伝子組み換え―学徒出陣から社会的責任へ
第7章 大学よ、君はソクラテスの問いに答えられるか?―戦略と倫理はコインの表裏
終章 中庸か?凡庸か?それが問題だ―バカとハサミはすぐキレる

ナントカとハサミは使いようで切れます。
それは大学も同じこと。ガクモンを使いこなすには、アタマとココロがいます。

しかし、日本が作った大学は、アタマのないタコ・イカのゲソを束ねただけでした。

日本を「一流国」から転落させた、教育崩壊の根は意外にも深かったのです。

日本をダメにした官僚体質を斬る書です。

ちょっと硬めの本です。


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100%クールな挑発の書

書を捨てよ、町へ出よう(寺山修司著)
<角川文庫>定価514円+税

目次は次の通りです。


第1章 書を捨てよ、町へ出よう
第2章 きみもヤクザになれる

第3章 ハイティーン詩集
第4章 不良少年入門

あなたの人生は退屈ですか?
どこか遠くに行きたいと思いますか?

あなたに必要なのは見栄えの良い仕事でも、
自慢できる彼や彼女でも、お洒落な服でもない。

必要なものは想像力です。

一点豪華主義的なイマジネーションこそが現実を覆します。

書を捨てよ、町へ出よう―。
とびきり大きな嘘を抱えながら。

家出の方法、サッカー、ハイティーン詩集、
競馬、ヤクザになる方法、自殺学入門etc…。

八歳にして詩を書き、時代と共に駆け抜けた
天才アジテーター・寺山修司による、
100%クールな挑発の書です。


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国語教科書からの名作

教科書に載った小説(佐藤雅彦編)
<ポプラ社>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

とんかつ <三浦哲郎>
出口入口 <永井龍男>
絵本 <松下竜一>
ある夜 <広津和郎>

少年の夏 <吉村 昭>
形 <菊地 寛>
良識派 <安部公房>
父の列車 <吉村 康>

竹生島の老僧、水練のこと <古今著門集>
蠅 <横光利一>
ベンチ <リヒター/上田真而子 訳>
雛 <芥川龍之介>

誰もがかつて手にしたことのある国語教科書。
その中から一味違った「名作」を、著者が独自の視点でセレクトした本です。


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空洞宇宙/光の地底都市テロスからのメッセージ

超シャンバラ(ケイアン・ロビンス著)
<徳間書店>定価1,700円+税

目次は次の通りです。


1 地底からのチャネリング・メッセージ
2 テロスの支援と重要この上ないミッション
3 物理的特徴とテロスのライフスタイル
4 テロスでの旅と輸送機関

5 テロスと地球の内部
6 空洞地球からのメッセージ
7 西暦2012年アセンション
8 追加資料

地球の地殻のすぐ下には地底都市。
はるか深くインナーアースには、
われわれが天国と呼んでいた先進文明世界が広がっています。
この2つの世界と地表の人類が同時に迎えるアセンションの光の波。

地球は丸ごと変えられる!
そのとき、地球の外宇宙からと同時に地球内部からも、
次元進化を遂げた失われた人類の兄弟が、現れる!!

地底より届けられた真実の地球アセンション情報。
信じがたく思うが、その内容は非常に深い!
かつてないチャネリング・メッセージです。


一般的にはちょっと違和感ある内容だと感じますが
こういう考え方もあるということは知っておいて損はないと思います。

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サイコスリラー

前世療法(セバスチャン・フィツェック著)
<柏書房>定価1,600円+税

ある日のこと、ベルリンの敏腕弁護士である45歳のシュテルンは、
ガールフレンドの看護師カリーナから、工場の跡地に呼び出された。

彼女と共に現れた10歳の少年ジーモンは、
自分がその場所で15年前に人を殺したのだと話すのだった。

一笑に付すシュテルン、しかし地下室からは、彼の証言どおりに白骨死体が発見される。
その前世殺人の証言は、死に至る病に苦しむ孤独なジーモンのために、
カリーナが善意で受けさせた前世療法以後始まっていたのだ。

新たな前世殺人を語り始めるジーモン、
そしてシュテルンの回りで次々と起こり始める奇怪な出来事、
逃げられない渦に巻き込まれる彼らの運命やいかに…

他では味わえない、恐怖と感動のサイコスリラーです。


意外な結末はちょっと驚きでしたが、
スリル満点で時間がたつのを忘れてしまう本です。


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JBAうさぎブログ・ランキング65週連続1位

部屋とYシャツとうさぎ(紺野修著)
<マガジンランド>定価1,000円+税

目次は次の通りです。

1 モモちゃんとの出会い
2 のはら君との出会い
3 三つ子誕生

4 家族
5 お別れ
6 うさぎ一家


JBAうさぎブログ・ランキング65週連続1位の
『部屋とYシャツとうさぎ』の書籍化です。

彼女にふられ寂しさのあまり、うさぎを飼った。
30代独身ダラリーマンと3羽のうさぎの小さな幸せ日記です。


うさぎの写真満載で、ほんわか、あったか癒されます。

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この世界を支配する真の貴族とは誰?

闇の貴族(新堂冬樹著)
<講談社文庫>定価781円+税

闇世界の支配者となるべく策を巡らせ
金と暴力で敵を食い尽くして、
のし上がっていく加賀篤。

だが大金と権力を手中に収めたとき、
すでに悲劇と崩壊は始まっていました。

この世界を支配する真の貴族とは誰?

金融と裏社会の修羅を生き抜いた分厚い本ですが、
すっかりはまってしまい、
読み終わったあとにはヘロヘロになってしまいました。(苦笑)


真の正義とは何かについて考えさせられる本です。


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「優しさ」と「勇気」を描く

とべないホタル(小沢昭巳作)
<ハート出版>定価880円+税

シリーズ150万部(2002年)を突破したベストセラーです。

「この童話でいじめが消えた!」と、父母や教育現場で大評判で、
お説教でない「優しさ」と「勇気」を描く本です。

小学4年生の道徳教科書にも抄録してあります。


とあるブログで知った本ですが、涙なくしては読めません。(涙)

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愛と官能のイギリス文学


もう一度、人生がはじまる恋(齋藤貴子著)
<PHP新書>定価740円+税

目次は次の通りです。


第1章 恋することの幸福はどこに―W・シェイクスピア『ロミオとジュリエット』
第2章 したたかな計算と、どうにもならない偶然と―J・オースティン『プライドと偏見』
第3章 男と女、それぞれの事情を超えて―C・ブロンテ『ジェイン・エア』

第4章 永遠を信じるために―E・ブロンテ『嵐が丘』
第5章 恋のあとにのこるもの―J・キーツ『つれなき美女』
第6章 私たちは心と体で恋をする―D・H・ロレンス『チャタレイ夫人の恋人』

恋をすることで、人はより深く生きることができます。
いくつになっても、何度でも、私たちは恋におちます。

初恋ならではのときめきもあれば、成熟した大人だからこそ味わえる愛もあります。

運命に従うのか、駆け引きを楽しむのか。
命が尽きても終わらない愛はあるのか。
刹那の快楽の果てに、たどり着く真実とは。

『ロミオとジュリエット』
『プライドと偏見』
『ジェイン・エア』
『嵐が丘』
『つれなき美女』
『チャタレイ夫人の恋人』

イギリス文学の名作が、男と女の深淵、人生の機微を教えてくれる
心と体で感じる、恋の読書案内です。


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知のヒント

知をみがく言葉(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
<青志社>定価1,300円+税

目次は次の通りです。

芸術
科学
人生

レオナルドの言葉を読むことは、
彼の目を通し、彼の見ていたように世界を見ることでもあります。

それによって、人間の知性がいかに大きな可能性を秘めているか、
ということもわかるに違いありません。

芸術、科学、人生について、
レオナルド・ダ・ヴィンチが「知のヒント」を与えてくれます。

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