文学・評論: 2009年6月アーカイブ
詩人の心にふれる
陶淵明(釜谷武志著)
<角川ソフィア文庫>定価629円+税
目次は次の通りです。
四言詩
五言詩
辞・記・伝
俗世間から離れ、
隠遁生活を送る陶淵明は、
自らの田園体験を通してさまざまな感慨を詠みます。
その親しみやすい詩は、
人々の共感をよぶとともに、
日本人の生き方にも大きな影響を与えてきました。
「帰去来辞」や「桃花源記」を含め、
代表的な詩の世界を楽しみ、
詩人の心にふれる書です。
ちょっと硬い本ですが、何かを感じ取れる本です。
事実を元にしたフィクション
そのノブは心の扉(劇団ひとり著)
<文藝春秋>定価1,000円+税
目次は次の通りです。
無償の愛
初恋の人
寄生虫
駄目ナルシスト
魔法の合言葉
富士山
キスダービー
夢マシーン
AVOS
メロディーロード〔ほか〕
大事なのは「変えようとした」こと。
事実を元にしたフィクションです。
単純に面白い本です!
時代の「金言」
悪党の金言(足立倫行著)
<集英社新書>定価760円+税
目次は次の通りです。
1 保阪正康(作家)
2 内田樹(神戸女学院大学教授)
3 佐藤優(起訴休職外務事務官、作家)
4 森達也(ドキュメンタリー作家)
5 島田裕巳(宗教学者)
6 田中森一(元・検事、元・弁護士)
7 溝口敦(ノンフィクション作家)
8 重松清(作家)
各界の“悪党”が登場しますが、
ベースになっているのは、
『PLAYBOY日本版』に掲載された
「PLAYBOYインタビュー」の中から、
著者が自らインタビュアーとなったもののベスト・セレクションです。
各悪党(?)の信念を熱く感じる本です。