文学・評論: 2012年3月アーカイブ
圧倒的青春小説
【送料無料】錨を上げよ(上) |
戦争が終わってちょうど10年目、
いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。
高度経済成長、
六十年安保闘争、
東京オリンピック、
大阪万博、
よど号ハイジャック事件、
日本列島改造論、
石油ショック
激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、
人生という荒海を渡っていく。
いざ、海図なき嵐の海へ。
ものすごい生き方ですが、
なんだか主人公に共感できます。
<印象に残った一文>
「人生はが下でもないし、人の世もまた比喩ではない。皆、唯一無二の存在だ。同じに見えて同じものは一つもない。」
映画「典子は、今」あれから30年
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目次は次のとおりです。
文庫版の出版にあたって 「典子44歳いま、伝えたい」、初版の刊行から六年
はじめに
生まれてきた日
幼少期
小学生
思春期
就職
映画「典子は、今」
結婚/子育て
ファミリー
スマイルビー
飲む、食べる
よく尋ねられること
今を大切に生きる
「今を生きる」をテーマにした講演活動は300ヵ所に及んでいます。
全国で出会った人々、
一人ひとりの笑顔が忘れられません。
そんな中に運命の出会いとも言える男の子がいました。
流氷の町に住む「大ちゃん」、
それは天使のような男の子でした。
心臓と手と頭に障がいを持ちながら、
精一杯生き抜いて、
大空に昇っていきました。
思わず自分自身の人生の生き方を再考してしまう本です。
<印象に残った一文>
「せっかく授かった命、限られた命
いつもいつも
今を大切に!楽しく生きていたいのです 」
勇気と元気を伝える魂のメッセージ
【送料無料】いのちの理由 |
目次は次のとおりです。
2011年12月 東日本大震災と「心の復興」、そして歌の力ーまえがきにかえて
1 「美しい朝」の頃
(2009年春/2009年夏/2009年秋~冬)
2 「予感」の頃
(2010年新春/2010年春/2010年夏/2010年秋~冬)
3 「Sada City」の頃
(2011年新春/2011年3月11日以降)/2011年12月ふたたび この災厄の年に思う。生命の重さと命懸けの仕事の意味をーあとがきにかえて
「こころ」
「時間」
「いのち」。
自分の意志では自由にならない、
この三つが、さだまさし氏の歌の永遠のテーマ。
東日本大震災という災厄を前に、
歌手として人として自分に何ができるか。
被災地から教わった答えが、ここにある。
音楽は微力だが無力ではない。
日本と日本人に、勇気と元気を伝える魂のメッセージ書です。
著者の考え方がよくわかる書です。
<印象に残った一文>
「昨日に絶望せぬよう、未来に夢を繋げられるために『今日』という日があるのだ。」