文学・評論: 2012年6月アーカイブ
摩訶不思議な物語
【送料無料】プリズム |
「僕は、実際には存在しない男なんです」
世田谷に古い洋館を構えるある家に、
家庭教師として通うことになった聡子。
ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。
青年はときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、
ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、
ときに男らしく紳士的に振る舞った。
激しく変化する青年の態度に困惑しながらも、
聡子はいつして彼に惹かれていく。
しかし彼の哀しい秘密を知った聡子は、
結ばれざる運命に翻弄される。
摩訶不思議な物語ですが、どんどん引きこまれていきます。
人物描写が巧みな典型的な百田ワールドの本です。
ホリエモンの獄中日記195日
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目次は次のとおりです。
収監報告誌ーモヒカン頭で報道陣にもみくちゃにされて出頭!
1週目 6/21→6/27
-東京拘置所で丸刈りに。山下清みたいだよ…。
2週目 6/28→7/3
-長野刑務所へ!いろいろ切ない夢を見た…。
3週目 7/4→7/10
-ずっと一人で独房。ウツになってきた感じ…。
4週目 7/11→7/17
-作業報奨金267円。安っ。100倍を寄付!
5週目 7/18→7/24
-天突き体操はキツイ!体重10キロ減目前だ。
6週目 7/25→7/31
-介護衛生係に配役。鈴木宗男さんと同じ!
7週目 8/1→8/7
-忙しいのはいいことだ。休日返上で働きたい。
8週目 8/8→8/14
-なんだか今日は下の世話が多かったな…。
9週目 8/15→8/19
-刑務所も夏休み。羽アリが大量で寝苦しい!〔ほか〕
娑婆にいるスタッフに助けられ、
著者自身がずっと関わってきたインターネットによる情報発信が普及したおかげで、
ボールペンで便箋に書いた原稿がメールマガジンやTwitterのつぶやきにトランスフォームされて世界に拡散することになった。
その結果が本書です。
著者らしさを感じさせる塀の向こう側です!
<印象に残った一文>
「忙しいのはいいことだ。休日返上で働きたい。」
話題の名著がついに文庫化
【送料無料】街場の現代思想 |
目次は次のとおりです。
第1章 文化資本主義の時代
(「越すに越されぬ、バカの壁」/文化資本とは何か/「一億総プチ文化資本家」戦略/文化資本の逆説)
第2章 勝った負けたと騒ぐじゃないよ
(『負け犬の遠吠え』のクールなあり方/「負け犬」は二一世紀のランティエ/「女子大回帰」志向と勝ち犬シフト)
第3章 街場の常識
(敬語について/お金について/給与について/ワーク・モチベーションについて/転職について/社内改革について/フリーターについて/結婚という終りなき不快について/他者としての配偶者について/離婚について/贈与について/大学について/学歴について/想像力と倫理について)
「バカ組・利口組」に二極化した新しいタイプの階層社会が出現しつつあります。
そんな格差社会において真に必要な文化資本戦略とは何か?
日本の危機を救う「負け犬」論から社内改革の要諦まで、
目からウロコの知見を伝授してくれます。
結婚・離婚・お金・転職の悩み…
著者初の人生相談も必見です。
なかなか興味深い本です。