文学・評論: 2013年3月アーカイブ

25編の情感こもるダイジェスト傑作選

目次は次のとおりです。

『にごりえ』樋口一葉
『ヰタ・セクスアリス』森鴎外
『病牀六尺』正岡子規

『吾輩は猫である』夏目漱石
『婦系図』泉鏡花
『武蔵野』国木田独歩

『〓東綺譚』永井荷風
『城の崎にて』志賀直哉

『子をつれて』葛西善蔵
『或る女』有島武郎〔ほか〕

あの感動をもう一度!
25編の情感こもるダイジェスト傑作選です。

一冊で25回美味しいお得本です!(笑)



<印象に残った一文>
「良い文学作品は、良い友人ににて、人生の伴侶である。」

私のサイトです。
よろしければご覧下さい。

もう一度、原作が読みたくなる本

目次は次のとおりです。

『三四郎』夏目漱石
『最後の一句』森鴎外
『夜明け前』島崎藤村

『すみだ川』永井荷風
『銀河鉄道の夜』宮沢賢治
『檸檬』梶井基次郎

『藪の中』芥川龍之介
『生まれいづる悩み』有島武郎
『出家とその弟子』倉田百三

『刺青』谷崎潤一郎
『銀の匙』中勘助
『田園の憂鬱』佐藤春夫

『青銅の基督』長与善郎
『路傍の石』山本有三
『天の夕顔』中河与一

『古都』川端康成
『夫婦善哉』織田作之助
『麦と兵隊』火野葦平

『人間失格』太宰治
『ジョン万次郎漂流記』井伏鱒二
『天平の甍』井上靖

『潮騒』三島由紀夫
『秀吉と利休』野上弥生子
『花岡青洲の妻』有吉佐和子

現役高校教師たちによる執筆で話題を呼んだ
前作『あらすじで読む日本の名著』。
本書ではあらたに25編の名著を厳選、
読み忘れた名著、
映画・舞台でおなじみの名作が続々登場しています!
もう一度、原作が読みたくなる本です。

<印象に残った一文>
「読書はさまざまな人間のさまざまな営みを、時代を超えて私達に追体験させてくれる。」

私のサイトです。
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味のあるあらすじ

目次は次のとおりです。

五重塔(幸田露伴)
たけくらべ(樋口一葉)
金色夜叉(尾崎紅葉)

武蔵野(国木田独歩)
吾輩は猫である(夏目漱石)
野菊の墓(伊藤左千夫)

銀の匙(中勘助)
高瀬舟(森鴎外)
地獄変(芥川龍之介)

友情(武者小路実篤)
暗夜行路(志賀直哉)
放浪記(林芙美子)

蟹工船(小林多喜二)
夜明け前(島崎藤村)
銀河鉄道の夜(宮沢賢治)

風立ちぬ(堀辰雄)
雪国(川端康成)
〓(ぼく)東綺譚(永井荷風)

夫婦善哉(織田作之助)
細雪(谷崎潤一郎)
斜陽(太宰治)

二十四の瞳(壷井栄)
潮騒(三島由紀夫)

小説知恵子抄(佐藤春夫)
黒い雨(井伏鱒二)

中高校生たちを読書に親しませるにはどうしたらよいか。
特に名著といわれるものには大作も多く、
とっつきにくい。そこで考えたのが、
名著の向こう岸へ、
ちょっとした橋を架けることだったのdす。
その橋が「あらすじ」です。
作品に登場する名文や名場面を随所に織り込みながら
紡ぎ出した「味のあるあらすじ」からは、
原作のもつ面白さや風趣、
作品の心までが伝わってきます。

ベストセラーとなった同名シリーズの中から
選りすぐった日本近代文学の古典二十五編を収録してあり、
各編には新たに、
作品の舞台、
原作の書き出しと結び、
登場人物、
映画・演劇情報、
文庫本一覧を掲載してあります。

手軽に名作に触れることのできる良書です。



<印象に残った一文>
「文学は普遍的にすべての事象の根源をなすものである。」

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鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせる

目次は次のとおりです。

ゆく河の流れは絶えずして
ーゆく河と人生と住居と

玉敷の都のうちに、棟を並べ
ー人間の生の姿

知らず、生れ死ぬる人
ー人間存在の根源への問い

予、ものの心を知れりしより
ー打ちつづいた天変地異と事件

去安元三年四月廿八日かとよ
ー安元の大火

火元は、樋口冨の小路とかや
ー猛火が京の都をおそう

人のいとなみ、皆愚なる中に
ー人間の営為の愚かさ

また、治承四年卯月のころ
ー治承の辻風

三四町を吹きまくる間に篭れる家ども
ー実地体験の正直な記録

辻風はつねに吹くものなれど
ー凶事の前ぶれか

総ルビつきの原文、
中野孝次氏のわかりやすく、
かつ洞察に満ちた現代語訳、
そして共鳴する想いを込めた深く真摯な解説が、
平家と源氏が争った時代を生きた
鴨長明の肉声を今の時代に鮮やかに蘇らせます。

大地震、
大火、
大飢饉、
辻風、
さらに遷都を体験し、
ついには方丈の住居暮らしに
本当の安心を得て生き方が心に沁みる書です。

とても読みやすい本です。



<印象に残った一文>
「人を気にするな、自分のために生きよ。」

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