文学・評論: 2014年5月アーカイブ
世界に誇る日本語独自の魅力と「世界共通語」としての可能性
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目次は次のとおりです。
第1章 言葉とは何か
(言語は、一言語から新しい多言語へと分岐した/言葉は「敵」と「味方」を区別する道具になっていった ほか)
第2章 日本語は曖昧でもむずかしい言語でもない
(日本語は、「世界言語」に最も向いている言語の一つである/日本語はむずかしいという神話はなぜ生まれたのか? ほか)
第3章 日本語ー驚くべき柔軟性をもった世界にもまれな言語
(日本語は「かな」を足すだけで、別のニュアンスを加えられる/柔軟性のある日本語は他言語ほどの語彙を必要としない ほか)
第4章 世界に誇る美しい響きの日本語とは
(言葉の「響き」とは何か/言葉の響きと意味の結合から生まれるイメージが、美しさの基準となる ほか)
第5章 「世界語」(リンガ・フランカ)としての日本語
(かつての植民地化時代、その可能性はあった/もし日本語が植民地で国際語化していたら、日本語はどうなっていたか? ほか)
英・露・ポーランド・日本語。
異なる文化的背景から生まれた4カ国語をマスターした外国人作家が、
比較言語論や自らの体験をもとに、
世界に誇る日本語独自の魅力と
「世界共通語」としての可能性を説く書です。
なかなか面白い切り口の本です。
<印象に残った一文>
「日本の未来、日本の可能性は、まさに日本語の将来にかかっています。」