文学・評論: 2014年12月アーカイブ

ユーモラス&ビターな七つの物語

目次は次のとおりです。

原発がともす灯の下で
俺だよ、俺。

今日もみんなつながっている。
出逢いのジャングル

ベンチマン
歴史がいっぱい
幸せになる百通りの方法

自己啓発書を読み漁って空回る若きサラリーマン、
お見合いパーティに参加しても動物の行動を観察するように冷静になってしまう三十代女性、
リストラされたことを家族に言い出せない二代目ベンチマン…
この時代を滑稽に、
しかし懸命に生きる人々を短篇の名手が描いた、
ユーモラス&ビターな七つの物語です。

生き方の多様性を実感します。 



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自分で自分の一生の主人になる

目次は次のとおりです。

序 人間、死ぬから面白い
1 私は異邦人
2 人生は甘くない

3 生きる喜び
4 幸せだった江戸の人びと

5 国家への義理
6 無名のままに生きたい

戦前の最先端都市、大連で少年期を過ごし、
その後の熊本への引揚げですべてを失い、
戦後を身ひとつで生きぬいてきた著者。
「自分で自分の一生の主人であろう」とした
その半生をもとに語られる幸福論です。
色々な気づきを当てえてくれます。

<印象に残った一文>
「人間死ぬから面白い」

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痛烈なメッセージ!

目次は次のとおりです。

婚活ブームとこの国の未来
海の向こうの戦争
テロという選択肢

基本的に下の世代には興味がない。
期待は甘えとほとんど同義語だ。
日本人すべてに与えられた試練

ダメ元で、レバ刺し!
「憂鬱」と「希望」
「差別」と「偏愛」/「満足」より「感動」〔ほか〕

失われた希望と欲望の時代に村上龍が発する
痛烈なメッセージ書です。
村上ワールド炸裂です。

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