文学・評論: 2017年1月アーカイブ
テレビ番組の原作
憧れのタワーマンションに引っ越した平凡な主婦・亜紀。
セレブ妻たちの奇妙なルールに疲弊するが、フラワーアレンジメントを教える優しい隣人・弓子に支えられる。
そんな中、世間を騒がす連続失踪事件の現場には常に弓子が作った花束と同じ一輪の花が。
その不気味な符合の真相とは!?
一方、亜紀と再会した幼なじみの航平は秘密の過去を語り出す!
父娘で大好きだった番組の原作です。
ストーリーは解っているに、引き込まれてしまいます。
<印象に残った一文>
「顔見ればわかる。何か悲しいことがあったのね。」
母と娘
女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。
母親は言葉を詰まらせる。
「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。
世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。…
遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。
母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。
これは事故か、それともー。
圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語です。
高1の娘に勧められて読みましたが、かなり重い本で、読んだ後はちょっと落ち込みます。
親子のあり方について考えさせられます。
<印象に残った一文>
「愛されていな子どもには、あそびがない。」