文学・評論: 2019年3月アーカイブ
ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回すー
大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられそのまま定年を迎えた田代壮介。
仕事一筋だった彼は途方に暮れた。
妻は夫との旅行などに乗り気ではない。
「まだ俺は成仏していない。
どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、取り立てて特技もない定年後の男に職などそうない。
生き甲斐を求め、居場所を探して、惑い、あがき続ける男に再生の時は訪れるのか?
ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回すー。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「定年って生前葬だな」