文学・評論: 2020年8月アーカイブ
デビュー作『8年』実に19年ぶりの続編!
二十年前、大リーグのニューヨーク・フリーバーズでプレーをしていた藤原雄大。
五十二歳となった今は、マイナーリーグの巡回コーチをしている。
ある日藤原は、現役時代のライバルで、大リーグ機構上級副社長であるヘルナンデスの訪問を受けた。
東京オリンピックのアメリカ代表監督が亡くなったため、代わりに監督をやってくれないかと打診されたのだ。
悩んだ末にその依頼を引き受けた藤原は、戦力補強のため、アメリカと日本の二重国籍を持つ大学生天才スラッガー、芦田をスカウトする。
しかし、そこには二つの故郷の狭間で苦しむ若者の姿があったー。
いろいろな気付きを与えてくれます。
<印象に残った一文>
「プロは依頼をきちんと果たす。」